鈴木おさむオフィシャルブログ「放送作家鈴木おさむのネタ帳」Powered by Ameba-2011051802330000.jpg

今夜、ドラマ「生まれる。」、5話です。


生まれる。を書きはじめて、高齢出産と言うテーマで、僕は一つの目標というか、ゴールをここに設定して書いていました。


4話で羊水検査ということを取り上げて、そして、今夜、ダウン症の子供が生まれると言うこというテーマで物語を作りました。


昨年、障害者の為の障害者によるバラエティー、「笑っていいかも」という番組で企画・出演させて貰った経験が、僕の中で、何かを変えてくれた気がします。

なので、今回、ドラマの中でダウン症の子供という話を作るにあたり、ダウン症児である、萌生君の力が必要でした。

ダウン症の萌生君に初めて会った時、本当に可愛くて、力強くて。

彼に出てほしいと思いました。


悲しかったり寂しい役ではなく。

彼が出ているシーンはかわいく、ほっこりして、ちょっと笑えたりもして。
本当に本当に素晴らしい演技をしてくれています。


それを通じて、ダウン症の子が生まれるということを僕なりにドラマの中で書いてみたいと思いました。


もちろん見てくれた人全員が、いいと思ってくれるとは思っていません。

反対意見の人もいるかもしれない。


だけど、書きたかったんです。

今回、ドラマの中で、ある絵本が出てきます。

うちの妻の赤ちゃんが残念になってしまった時に、色んな人が妻に励ましの言葉をくれました。

そして、本をくれた人もいました。

その本の中に、お腹の中の子が母親に話しかける本があり、そういう本があるのを知りました。

そういう本が、1冊ではなく、他にも書いている人がいるのを知りました。


そういう本をいくつか読み、僕は感銘を受けて、僕なりのそういう本を書いてみよとう思いました。

今回、大杉漣さん演じる近藤卓巳先生の著として作ってみました。


妻は特にその部分で涙を流しました。声をあげるくらい。


それを見て、書いて良かったと思えました。



今夜、放送になるこのような物語を作れたことを僕は本当に感謝しています。



そして、これを見て、皆さんがどう思ったか?感じたか?を知りたいです。


この物語を書くにあたり、色んな方が
ー親が子供を作るんではなく、子供が親を選んでやってきてくれるー
と言ってるのを見て、そうか、そういう考え方もあるのかと思ったりしました。


皆さん、この考え方、どう思いますか??
もちろん、反対意見の人もいると思います。

でも、そこも含めて考えさせてほしいと思います。

そして、今夜、5話の感想もお願いします。

考えるドラマ「生まれる。」5話。

是非、見てほしいです。


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