鈴木おさむオフィシャルブログ「放送作家鈴木おさむのネタ帳」Powered by Ameba-2011042203440000.jpg

今日から始まります。
金曜10時、連続ドラマ「生まれる。」


このドラマを作ることになったのは、去年の秋位からでした。

プロデユーサーの鈴木早苗さんに久々に会って、「久々にドラマやる気ない?」と言われたので、その時に「50歳を超えた母親が妊娠して、その子供とのドラマだったらおもしろそうですけどね」と言ったのがきっかけでした。それから、あれよあれよと言う間にやることが決まってしまいました。

その時点では、2011年の10月か7月と言われていました。だけど、結果、「4月になった」と言われました。

舞台もあったので、最初は「無理だ」と思いました。
なんで、企画を作って、一話を書いたら、他の脚本家さんを入れて貰ってやろうと思ってました。

だけど、高齢出産について色々調べて行くうちに、かなり詳しくなってしまい、僕以外だとなかなか書けない話になってしまいました。

このドラマの話のそもそものきっかけは、2008年に、妻の赤ちゃんが残念なことになってしまったことがあります。
その時「まさか自分達夫婦の赤ちゃんが・・・」
と思ってました。

それから、赤ちゃんの出来ることのむずかしさ、赤ちゃんが出来ること自体が本当に奇跡なんだなと
思い始めました。

それと同じくして、周りで高齢出産で子供を生んだ人や、不妊治療で悩んでる人がいて、そんな話を聞いていくうちに、子供が出来るって本当に凄いことなんだなと思いました。

僕は普段バラエティーをやっています。

正直、ぶっちゃけ忙しいです。

その状況でドラマを書くこと自体がかなり無茶だと思ってます。

だけど、今回このドラマを書かせて貰うことになった。

何のために書いてるか?と聞かれたら、

本音の部分で、妻の為に書いてる自分がいます。


だから、一話の中で、夫婦の指輪の話があるのですが、あれは本当に僕ら夫婦がやってることだったりします。

10話を通して、妻が一番喜んでくれたらいいなと思って書いています。

そういう相手が僕の人生の中で出来たこと自体が最上の喜び。

ラッキーです。僕は。

皆さんがこのドラマを見てどう思うか分かりませんが、始めたからには「生まれる」ってどんなことなのか?

突き詰めて書いてみたいと思います。



本日一話の感想とか、ここで教えていただけたら幸いです。

沢山の何かが「生まれる。」ことを祈って。

2011年4月22日
鈴木おさむ




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