僕の本、芸人交換日記。
書店での発売日は、3月11日でした。
あの日です。
本当は多くの人に読んで欲しくて、この本のことをここでももっと書きたかったんだけど、不謹慎かななんて勝手に思ったりしてました。
でも、読んでくれた芸人さんや周りのスタッフが、沢山沢山メールくれました。
どれも本当に嬉しい感想です。
一人、テレビ局の女性スタッフで、去年、旦那さんを病気で亡くされた人がいます。
結婚してから、一年ちょっとで病気になってしまった。
あまりにも悲しすぎでした。
でも、その女性は、持ち前の明るさですごく前向きに生きています。
芸人交換日記は、最後のほうにコンビの一人が死んでしまう話です。
もちろん、そこから未来が見えてくると僕は思って書いてますが。
で、最後に、残った相方がいつか天国で漫才をやりたいと思って、天国漫才という台本を書きます。
旦那さんが亡くなってしまったそのスタッフは、本を読んだ感想をいきなりショートメールで送ってくれました。
今まで電話番号は知ってたけど、仕事以外で話したことがなかったのに。
そのショートメールの感想の最後には、こう書いてありました。
—私も将来、夫と天国で漫才をしたいですー
本当に本当にありがとう。この本を書けてよかった。
沢山の人に読んで欲しいと心から思います。