鈴木おさむオフィシャルブログ「放送作家鈴木おさむのネタ帳」Powered by Ameba-2010070921440000.jpg

年を取るということはどういうことか?

今までおいしいと思わなかった山菜が急にうまくなったり、いきなり花に興味が出たりすることがあります。

多分、このままいくとある日急に盆栽に興味が出る日もくるのでしょう。

最近は肝臓のありがたみを感じたりもします。
これも年を取ってきた証拠でしょう!


30代後半になって、お母さんから電話で「◯◯さんが亡くなった」と報告を受けることも多くなりました。
今日も電話がありました。うちの実家はスポーツ用品と自転車を売っている店をやっているんですが、僕が子供のころにずっと働いてくれていたはるみお姉ちゃんという方が亡くなったと言われました。

僕が幼稚園から中学になるくらいまでずっと働いてくれてた人で、僕より13歳年上のもう一人のお姉さんのような存在でした。
僕が幼稚園の時に、はるみお姉ちゃんわがまま言ってバイクに乗せてもらっておもちゃ屋に行った帰りに、バイクの二人乗りで警察に捕まってしまい、自分のせいでそんなことになってしまったと、僕が大泣きして、それを見た警官がちょっとだけ優しくしてくれた。そんな思い出が強烈に残っています。

なんか、そういうのありますよね。
強烈に残っている子供の頃の記憶。

僕のおばあちゃんは何年も前に亡くなりました。
親戚の方も亡くなられたりしました。

でもこうやって、親族ではないけど、自分の面倒を見てくれた人が亡くなるのが僕にとっては初めての経験で、なんか今まで感じたことのない種類の悲しみとかが出てきて、こういう気持ちもあるんだと感じたりしてます。

これから生きていくと、自分の親とか、友達とかたくさんのお別れをしなきゃいけないんだろうけど、その度に、感じたことのない悲しみや寂しさを感じたり、忘れかけていた思い出を思い出したりするんでしょうね。

それが年を取るということでもあるんでしょうね。


ありがとう。。。