鈴木おさむオフィシャルブログ「放送作家鈴木おさむのネタ帳」Powered by Ameba-2009090512410000.jpg
僕が子供の頃、まだビデオもあまり普及してなく、
テレビは時間通りにテレビの前に座って見るものでした。

土曜洋画劇場なんかでジャッキー・チェンの映画がやる日なんか大変。
8時からひょうきん族見て、10分で風呂入って、9時にアイス持ってテレビの前に座る。

それがテレビでした。

うちにビデオが来たのは小学校五年くらいだった。

ビデオは、見れないものを録画するものじゃなく、何度も見たいものを録画するものだった。

みなさんのおかげです
夢で逢えたら
元気が出るテレビ
ネルとん

始まる時間にテレビの前に座った。

ビデオからHDDになり、今はボタン一発で簡単に録画出来る。

今回、ジャングル大帝の脚本の依頼が来て、嬉しかったのはテレビだったところだ。

映画じゃなくテレビ。
無料だし、放送する時間も決まってる。

今、テレビがおもしろくなくなったと散々言われている。
テレビ制作のど真ん中にいる自分にとって、そう思われている責任を自分でも感じている。

僕が子供の時のように、テレビが始まる時間に、早くお風呂入って、テレビの前に座る子供や学生達を増やすことが出来るのか?

今日、ジャングル大帝を放送する前に、どれだけ「おもしろそう」とワクワクしてくれた子供がいるのか?
写真の絵。

脚本の打ち合わせを何回かしてもあまり方向性が見えきれなかった時に、谷口監督が作ってきてくれたのがその絵でした。

ワクワクしました。

レオ達は、動物達は、どこに向かっているんだろう?
そこから一気に考えが膨らんでいったんです。

これからも、そわそわワクワクするのもを沢山作りたいな。
テレビで!

明日のデートに着ていく服を考えてを考えてそわそわしてる人。
明日、彼に作る料理を考えてワクワクしてる人。
明日、彼女が初めて家に遊びにくるから、掃除しまくってAV隠してそわそわワクワクしてる人。

皆さんは、大人になってもそわそわワクワクしてますか?

僕は今日、妻がジャングル大帝を見てどんな感想を言ってくれるのか考えてると、そわそわ。