彼と、

仕事帰りにいつもより長く一緒にいられる、

年に何回かしかない貴重な日。

ラブホに行くほどの時間はないから、

シェアカーで過ごすことにした。

2人きりの空間で、

手をつないだり、

キスしたり。

そんな貴重な時間を過ごせることを、

すごく、すごく楽しみにしていた。

それなのにわたしは、

シェアカーのカードを忘れてしまった。

すごく落ち込むわたしに、

彼は、

「どこにもいかないよ」

って言ってくれたのです。

今回のことだけじゃなく、

2人の将来のことを言ってくれているような気がして、

すごく嬉しかった。

「好き」とか言ってくれる人じゃないから、

すごく嬉しかったです。