今日はバイリンガル育児でも 育児のことで思うことを書きたいと思います。
公園や児童館で見かける光景なのですが、
子ども同士のやり取りで昔からちょっと気になっていることがあります。
それは、自分が使いたいオモチャを友達が使っていたら、「貸して」と言えば、すぐに貸してもらえるという構図。
時には子どもが「貸したくない」と嫌がっているのに、大人が「貸してあげなさい」と、その子を説得して相手の子どもに渡している光景も。
でもわたしは、「貸して」と言われたら、
「待って」
とも言う選択肢もあるんだということを子どもに教えていいんじゃないかなと思っています。そして「待って」と言われた子どもは待つ練習も必要かもしれないですね。
つい先日も、プリスクールでも同じオモチャを巡って、子ども同士が喧嘩になりました。
どっちも同じオモチャが使いたいし、どちらも譲りたくない。
結局、どちらが先に使っていたのかを確認し、先に使っていたAちゃんには、"I'm still using it. Can you wait?(まだ使ってるから待って)"と言えるように練習し、
今すぐそのオモチャを使いたいBちゃんには、待つ練習をしてもらいました。
この日、二人が練習したのは、
Can I use it?(使ってもいい?)
I'm still using it. Can you wait?(まだ使ってるから待って)
大人でも、自分が今 使っているのを横からいきなり取られたら嫌ですよね子どもでもそれは同じだと思うのですが、子どもの世界では、「貸して、いいよ」が通用してしまう。
わたしにとってはちょっと不思議な光景です
もちろん、貸してあげられることは 素晴らしいこと シェアして一緒に使うというのも素晴らしいですよね。
ずっと使い続けているのなら、「待っているお友達がいるよ」と大人が促してあげるのもいいと思います。
でも 子どものうちは本当は使いたいのに お友達に「貸して」と言われたら、すぐにでも貸さなきゃいけないという文化は教え込む必要はないんじゃないかなと思っています。
オモチャの取合いで激しい喧嘩になるかもしれない。
でもその喧嘩を通して子どもも何かを学ぶかもしれないですよね。大人はちょっと方向性を示すことはできたとしても、子ども同士の関係を尊重して見守るのが大切なのかなと感じます。