2012年分より生命保険料控除に関する制度改正が実施され、

生命保険料控除の仕組みが変わることになりました。



● そもそも生命保険料控除ってなにか?


生命保険料控除とは簡単にいえば、年間に支払った生命保険の額に応じて、

所得税と住民税が安くなるということです。


サラリーマン・OLは年末調整で、それ以外の人は確定申告で税額計算しますが、

その際、「生命保険に加入していて保険料負担があるのであれば、負担分に

応じて所得から控除して(さしひいて)課税額を計算していいですよ」

ということです。


保険会社で年間に支払った保険料を証明してもらうのが生命保険料控除証明書。


証拠として年末調整や確定申告のときには生命保険料控除証明書を添付します。

なので、控除証明書はなくさないようにしてくださいね。

でも、もしなくしてしまっても再発行という方法があります。



●制度改正のポイント


1.2012年1月1日以降の生命保険料控除が対象。


2.「一般生命保険料控除」「個人年金保険料控除」に加え、

  「介護医療保険料控除」が新設。


3.「一般」「介護医療」「個人年金」を合わせた所得税の生命保険料控除額の

  上限が、現行の10万円から12万円に拡大。


4.2012年1月1日以降に契約した生命保険契約のうち、身体の傷害のみに

  起因して保険金が支払われる契約の保険料は、生命保険料控除の対象外。




新しい制度の取り扱いとなるのは、2012年1月1日以降に締結した

保険契約に限ります。

なので、2011年以前に加入されたご契約については、これまでと同様に

一般生命保険料控除または個人年金保険料控除の適用となります。


なお、契約日が2011年12月31日以前でも、2012年1月1日以降に

更新・特約中途付加により所定の契約内容が変更された場合は、

更新等の日以後の保険料に対して新しい制度が適用されます。


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