群ようこさんのエッセイ集に
『きもの365日』
という本があります。
この本は、タイトル通り
群ようこさんが
一年間毎日きものを着て
その様子をまとめられた
エッセイ集です
最近ちょっと
毎日きもの とか
時々きもの とか
そんなテーマで書くことが
続いていたので
ふと、この本のことを
思い出しました。
この本をまだ読まれてなくて
これから読もうと思っている方には
ちょっとネタバレに
なってしまうのですが・・・
まず、タイトルを見て
本当に365日きもので過ごしたのか
ということに興味が湧きませんか?
実は私は何の疑問も持たず
毎日着たのだろうなと思って
読みはじめたのですが
・・・実際は、毎日は着ていないです
読み進めていくと
洋服が一般的な
「着る物」となった現代で
どんなにきものが好きで
本の企画になっていても
それを実行するのは
大変なことなんだなというのが
よく伝わってきます。
中でも印象的だったのは
彼女がお稽古で通う
小唄の師匠や姉弟子たちにも
毎日きものを着る事について
「大変ですねえ」と言われた
というエピソード
その方たちは仕事柄
よくきものを着る生活を
しているはずで
そんな人にとっても
毎日きものを着るのは
「大変なこと」というイメージ
なのだということに
驚いたのを覚えています。
それでも溢れる群さんの
きもの愛
がたくさん感じられて
四季折々にきものを着る
楽しみや苦労なども
綴られていて
特にきもの初心者の方に
読んでいただきたい本です
今日は
読書の秋にちなんで
私が過去に読んだおススメの本を
ご紹介させていただきました
時々プッと
吹き出してしまうこともあるくらい
面白いので(笑)
電車の中で読むときには
気をつけて下さいね