先日のブログ 着物が普段着でなくなっていった時代 で、礼装で和服を着るのが一般的に女性だけというのが残念、と書きましたが、和服の場合、男性の礼装って何だかわかりますか
それは、紋付羽織袴です
(細かいことを言うと色々ありますが、とりあえずここはざっくりと)
結婚式などで、新郎が着ているのを想像していただくのが、一番わかりやすいかな
記憶に新しいのは2018年、本庶佑さんがノーベル賞授賞式に黒紋付羽織袴で出席されていましたね
私は常々、ノーベル賞授賞式後のパーティに日本人が奥様と出席する際、奥様は和服のことが多いのにご本人は洋装って残念だなあ、と思っていました。
だから本庶さんの授賞式は、嬉しく拝見させていただいたし、実際奥様と並んだ時に、とてもしっくりくると思いました
そしてやっぱり日本人には、洋装より和装の方が似合っているなと思いました
ノーベル賞授賞式に羽織袴で出席したのは、川端康成以来50年ぶりのことだったそうです
世界でもかなり注目を集めましたね
ノーベル賞授賞式には厳密なドレスコードがあって、男性は燕尾服、女性はイブニングドレスを着用するのが慣例とのこと。
でもその国の民族衣装で、燕尾服やイブニングドレスと同等の格のものであれば、認められるのだそうです。
本庶さんは授賞式に向かう前の会見で「日本で研究したのだから日本の着物で出席します。」と仰っていたとのこと。
なんかその言葉もとっても嬉しい
実は私も先日、人生初の袴を着ました!
・・・確かに着物って、普段着で着るには色々不便が多い衣服だと、私も思います
だけど、何か式典に出席する時やお祝い事の席など、改まった時に和服を着る、という慣習は、女性だけでなく男性にもどんどん取り入れて行って欲しいなぁと思うのです。
そういえば最近は、成人式でも袴男子を見かけることが増えてきたように感じます
スーツ姿よりもキリっと引き締まって見える気がするのは、私だけかなぁ・・・
やっぱり
羽織袴ってカッコいい!!