数カ月前のことなのですが、私がとってもお世話になっているヨガの先生から「古民家で撮影をすることになったので、浴衣や着物のような素材柄で、ヨガができる衣装はないか」と相談を受けました。
その時私はキモノモダンさんのエキゾチックな柄の襦袢がとっても気になっていたので、それをヨガウェアの上に羽織ってみたらどうかとご提案し、後日実際にそれで撮影してくださいました
先生には「これは襦袢といってきものの下着なのですが」と一応ご説明もして、ステキなお写真を後から拝見し、よかったなあと思ったのですが、ちょっと邪道なことをお勧めしてしまって、大丈夫だったかしらと少しだけ気になっていました。
ところが先日ある番組で、ロンドンでKIMONOが注目されていて、ヴィンテージショップできものを扱う店が増えていることや、きものの着方を知らない人も、例えば羽織をカーディガンのように着て楽しんでいる、というのを観ました
私はずっとこのブログで、きものもファッション!と言っておきながら、自分自身が固定観念にとらわれていたなぁ・・・と気付かされました。
その番組というのは「世界はほしいモノにあふれてる」です。友人が知らせてくれて、観ることができました(鴨ちゃんありがとう)。アフリカの布で手作りした着物とか、シーラ・クリフさんの着こなしとか、ほんとに刺激を受けました
そして番組内で言われていること、私もこのブログでずっと書いていることだなあと思う内容がたくさんあって、もっともっと私も頑張ろう!と元気をいただきました
ちなみに先生にご紹介した襦袢はこちら↓当初より形が改良されたようですが・・・。
「せかほし」でもシーラ・クリフさんがきものに魅せられたきっかけが襦袢だったとお話しされてました。とってもおしゃれな柄の襦袢に、これが下着なの?と思ったのが最初だったとか・・・。
日本人はどうしても、きものが元々あったから固定観念にとらわれてしまうけれど、もちろん伝統を守ることも大切だけど、新しい着こなしで進化していく部分もあってもいいのではないかな、と思います。
だってこの襦袢の柄も、とっても素敵でしょ見えないところに隠れているなんてもったいない、と思いますよね。
・・・でも同時に、このステキな柄がきものの下からチラッと見える、というその控えめだけど究極のおしゃれ心こそが、私の大好きな日本の美なんだよねとも思ってしまう私なのでした