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一般質問2日目
今日は一般質問の2日目で6人が登壇しました。
私の出番はまだ先。聞くだけでは逆に疲れが…。
どうせなら、もっと議論が盛り上がらないかなぁと思いながら、今日も備忘録です。
■少子化により幼稚園への入園者が減少することは、幼稚園教諭初任者の配置が無いことにも繋がっている。
■ウニの陸上養殖に関する国の補助金を使った実証実験はマニュアル完成を以って既に終了しており、プレイヤーの確保が課題。
■JR石巻駅のみどりの窓口側への待合室の設置要望について、JR側は鉄道利用者以外の人が長時間居座る場合や酩酊状態の人が居座る場合があるため、川開きなどの時しか開放しないというスタンス。
■石ノ森漫画館の外壁の塗装には1,500万円を要するため、優先順位を見極めながら適切な時期に対応していく。
■11月に交通事故があった釜大街道線の交差点について、本日朝石巻警察署から連絡が入り、年度内に信号機を設置するとの連絡があった。
■防犯カメラの設置については、プライバシーの関係から設置には慎重にしたいとの市長答弁。
■市は災害時要援護者の全体数を把握していないが、登録者数は年々減少傾向にある。令和5年は2,811名。
■渡波健康づくりパークは来年秋に供用開始するが、渡波にはパークゴルフ愛好会が無い。
■震災遺構(旧大川小、旧門脇小)を防災学習として訪れた市内の市立学校(小中学校、桜坂高校)は32校。さらに今年度中に6校が見学予定。
今日は防犯カメラに関する議論があり、前回別の議員の質問の際には積極的だった設置姿勢が、やはり慎重姿勢に戻りました。この問題は私も含めて複数の議員が
、イニシャル・ランニングコスト共に0円となる案を含めて紹介しても、慎重姿勢を崩さなかった経過があります。市はなるべく防犯カメラを付けないようにする趣旨の条例を作っており、その姿勢には大きな疑問があります。(プライバシーを守ると言いながら、民間店舗が取り付けするカメラには一切言及しないという都合の良い条例)
一つ付け始めるとキリがないから、という本音が見え隠れするようで、この議論を聞くとモヤモヤが…。
また、昨日、今日と議論を聞いていると、災害時の”原則”徒歩避難すらダメという議員が意外に多いように感じています。別に一人で歩けない高齢者や障がいをお持ちの方まで徒歩で、ということを言っているのではないのに…。
「原則外」とはどういう時か?災害時要援護者をどう守るか?という議論をするならわかりますが、健常者も寒いから車で避難させろというのは……。
渋滞するから対策しろ、というのもわかりません。どこの木が、どこの家が倒れて道路をふさぐかもわからないのだから、渋滞はするものだと思って行動を計画した方がムダを防ぎ、命を守れるはず。(だからと言って遠くに逃げなくていいように、何千人もを対象にした津波避難タワーを建てろ、というのも疑問)
あの3.11の日は、私も何とか一時避難し、たまたま隣でぎゅうぎゅうに座っていた見ず知らずの人と水や飴を分け合ってしのぎました。災害があれば、限られた資源をみんなでわけて助け合うものだと思っています。
道路も限られたインフラ資源です。車が通れる台数だって限界があるから、健常者は我慢して徒歩避難し、その権利を避難困難者に優先に分けて助け合うものではないでしょうか。
一家3台の全部の車を守るためにわざわざ一人一台で分乗して限られた高台スペースへ避難する人がいたら…、会社の車を守るためにわざわざ一人一台で何十台も
限られた高台スペースへ移動させる会社があったら…、と思うと違和感ばかり。
私も防災士の端くれですが、防災士教本では、災害心理学において「パニック」は以下の4条件が同時成立した時に起こるものとされ、そのうち1つでも欠けるとパニックが起こりにくいと言われています。
➀差し迫った危険が存在するという認識が人々の間にある時(単に思い込むだけでも。)
➁脱出の可能性がある時。(脱出の可能性が全く無い時は先を争っても仕方ないのでパニックは起きない)_
③脱出路(口)に制約があり、全員は避難できそうにない時。
④正常なコミュニケーションが欠けている時。
どうでしょう?
車避難を全員OKにすると渋滞は確実になり、車中に一人(もしくは家族だけ)誰ともコミュニケーションが取れず、間違いなく、上記の4つが同時成立する気がしませんか?
県のシミュレーションでは、石巻市の陸に水が上がってくるのは地震発生50分以降(正しくはあと数分は大丈夫そう)です。それまでに如何に速やかに避難行動を取りはじめるかが重要。そうすれば徒歩避難でも少なくとも③は避けれそう。
災害時は如何に落ち着き、正常な精神状況を維持するかが大切です。この機会にぜひご家族で、災害時の避難行動について会話いただけると幸いです。
明日は5人が登壇予定。
活発な議論を祈念します。