39週3日目 2018.8.22(水)出産日 | ボストンテリアと赤ちゃん育児日記 ラブのラブログ

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感謝の気持ちを忘れないために・・・




2018年
8月22日 水曜日。

この日の夜寝る前に
なんとなく陣痛がくる気がした。
夜中3:00からまさにピーピーのような痛み。
陣痛アプリで間隔を測るが
まだバラバラ。痛みも全然我慢できるため
ピーピーかな?とさえ思い、痛みのたびに
トイレへ行くが出ないし、その間ずっと痛い。

汚い話だが
私はピーピーのときは快便なので、
お腹痛いのに出ない時点で
おおかたこれは
ピーピーじゃないなと思えてきた。

今まで数日感じていた
なんちゃって陣痛との
違いは、3:00から6:00まで
ずっと痛いのが波のように続いたこと。

私の場合は
まさにピーピーの痛みで、腰痛は
無かった。

その間、プルプルしたスライムが
出続けていた。こんなのは初めて。
まさに親友が言っていた陣痛だった。
これが陣痛でなくてなんなんだ!てな具合。

6:00まではまだ布団の中で
陣痛アプリを見てウトウトできた。

6:00過ぎたあたりから
いたたた、、と
声が出るようになり
痛みがキリキリキューンと
キツくなってきた。

違っていてもいい。帰されてもいいや。と
思い、病院に電話したところ
念のため来てください。と言われて
すぐ旦那の車で病院へ。
近い場所だったので良かった。
ちなみにこのときは
両親に「行ってくるねー。帰ってくるかもしれないけどねー。」とのんきに言って出かけたのを
覚えています。

6:20 病院着
周産期センターで内診
子宮口3センチ
念のため入院しましょうとなりました。

6:30 ADRに入り、入院着に着替える
内診(たまたまこの日の当直医はあのグリグリの
女医さんで、主治医になりました。)

この時はすごく元気で
ピースまでして主人に写真を撮ってもらいました。



しかし寝転んで5分もしないうちに
なんだか寒い、、、😵
寒気がするからクーラーあげてと
主人に伝えると、暑がりの私が
珍しいね、と言われ主人が温度をあげてくれました。
もうそれから数分後には
陣痛の痛みがキツくなり、
(普通はもう少しジワジワくるんじゃないのか?
私耐えれるのか?)と不安がよぎりました。

7:00 熱が出始める。

8:58 子宮口3.5センチ。まだまだ。

9:00 発熱の為、嘔吐する。看護師さんが
ビックリするほどの水分が出た。
「ずっとこうだったの??いつから吐いてたの?」と聞かれ、「後期悪阻の間、ほぼ毎日寝る前に、、」といいながら吐いていた。
看護師さんは本当に優しくて
「つらいね、吐いていいのよ!」と
声をかけ続けてくれました。

この時は分からなかったが
このあとの内診ですでに破水していたことが
分かり(前期破水)、おそらく破水で赤ちゃんには
すでに12時間前には感染。そのあと赤ちゃんから
また私に感染し、高熱が出た、みたいだった。


10:50 促進剤を少しずつ入れる。
このとき帝王切開も考慮し、事前検査も
していたようだが、痛みとの戦いで
記憶に無い。



10:53 陣痛のキツさがピークに。
我慢出来ない。痛くて1ミリも動けない。
お尻割れそう。熱がつらい。お腹ちぎれる。
呼吸出来ない。鼻で吸う、口で吐く、
そんなんやってられない、どうでもいい!
私の場合、そうは言っても
出来ることは呼吸法だけだったので
出来るかぎり最後まで、鼻で吸い、口で吐くを
守りました。痛みのピーク時に
ウーっと声を出すと共に痛みを息と共に
吐き出すイメージをすると
少し気が紛れました。

11:00 陣痛が進み、促進剤を30分ごとに増やす。
12ml を24mlに増やす。
様子見る。
この時、たまたまお産が他に無く、
何人もの医師や看護師が
集まり、完全看護を受けていたらしい。

11:19 子宮口は5センチまで広がる。
このまま促進剤続けるが、子宮口の開きが
悪ければ帝王切開に切り替えますと
主人は言われたそう。

11:20 陣痛中の内診グリグリ。
これが陣痛よりも何よりも一番辛かった。
死ぬほど痛かった。
普通じゃない痛み。奥の奥まで手を
全部入れていた。痛みで泣いたのは人生初めて。
思わずベッドの上にのけぞる。
「逃げたらもっと痛いよ!我慢!」
と言われたのは
覚えている。
ADR から待合室まで数メートルあるが
主人は私の叫び声を聞いたらしい。
そのあと主人がADRにきたときは
私はエンエン泣いていた。痛くて。
いま思うと、生きながらにして
拷問、、、なイメージだった。

11:28 促進剤を24mlから36mlに増やす。
この部屋は陣痛、分娩、産後処理まで
兼ね備えており、自然に産むならこのまま
この場所で産む予定だったらしい。

11:59 促進剤を36mlから48mlに増やす。

12:00 20分後に内診があると
主人に伝えられた。1時間ごとに内診。

主人はずっとそばで私の両親や姉に
ライングループで
実況中継してくれていたらしい。
だからこそこの記録をブログに
載せれているのだけども。

12:20 赤ちゃんの心拍数下がると
アラームが鳴る。
私の痛みの数値も
旦那がいつも見ているので数値が上がると
頑張れ頑張れと静かに応援してくれる。
とにかく事前に調べていた
お尻にテニスボールとか、うちわで扇ぐとか、
全く意味がありませんでした。旦那様に
出来ることは何も無い代わりに
側にいてくれるだけで、心強かったです。
なにより看護師さんの手で肛門を
おさえてくれるのが
一番効果ありました。さすがプロ。
主人の息がかかること、さわられること、
全てやめてー!って感じでした。
旦那様ごめんね。

アラームが鳴り響く中で
看護師さんが医師に
赤ちゃんの心拍数が下がってきているが
どうしますか?と
何度も指示を仰いでいたらしい。

医師は13:00まで促進剤を使い
自然分娩をしたいとの意向を示したようだが
ベテラン看護師さんが
「赤ちゃんの心拍がこんなに下がっているのに
13:00まで待つんですか!!」と
怒りの反論をしてくれたようで
すぐに医師がADRに来てくれたようだ。

そこですぐに帝王切開の
判断に切り替わり
そこからの準備は早かった。

ストレッチャーに静かに移され
下の階の麻酔室に連れていかれ
緊急帝王切開の説明を
主人が聞いていた。
私はもうこの陣痛に1波の痛みも
耐えられないと思っていたので
看護師さんが帝王切開をすすめてくれなければ
もう意識を失っていたと思う。

麻酔室に行く間のエレベーターで
陣痛1波。麻酔室で旦那が説明受けてる間に
ラスト1波。(早くー!早く麻酔打ってくれー!)
としか考えてなかった。

12:47 腰に打つ硬膜麻酔の説明中、また1波きて
ウーと叫ぶ間、麻酔の先生が
「もう痛み無くなるからねー!打つよー」と
言った言葉が
神の声に聞こえました。

腰の注射なんてアリに
さされたような
もの。

次第に足先からジンジンお腹にかけて
電気のようなものが走り
ズドーンと、何も感じなくなりました。
陣痛の痛みが!!消えたー!!😭😭😭
解放された瞬間でした😭
もう切るなり焼くなりなんでもしてくだされ
という気持ちで、
子供がとにかく無事に取り出されることを
祈りながら、流れる優しい音楽の中で
オペが始まりました。

大学病院だったので
沢山の医師や学生さん?の話し声が
聞こえました。

教授らしき先生と学生の会話が
クイズ方式で面白かったので
気を紛らすために
ずっと会話を聞いてました。
「この場合、なぜこうするんだと思う?」
「〇〇だからです。」
「正解!」
みたいな会話が、たぶん私の手術を
通して繰り広げられてました。

ある程度時間が経ち、遠くから
「オギャー」と聞こえました。
ああ、また別の人が生んだのね、
おめでとう。と考えていたら

「お母さん、おめでとうございます」と
肩を撫でられた。
「え?今の声、私の赤ちゃん??」と麻酔科の
先生に尋ねると
「そうですよ」と。

13:10 我が子が生まれた。

その瞬間、涙が溢れて溢れて
ウッウッと泣いてしまった。

「安心したのね、お母さん」と言って
ティッシュで涙を拭いてくれた麻酔科の方。
本当に優しい言葉ありがとう。

そこから次は切ったお腹を
縫い合わせる時間が始まる。
麻酔科の先生が
気持ち悪くなるかもしれないから
少しウトウトしますか?と
聞いてくれて
ハイと。
すぐにマスクされ、本当にウトウトして
気づいたらちょうど終わる頃で
やっぱりプロってすごい!と
寝ぼけながら感心しました。

13:38 赤ちゃんはすでに新生児室に
運ばれて、旦那が対面していた。



立会い出産できず、旦那様には
申し訳なかったなと今でも思うけど、
子供が無事に産まれて本当に良かった。

14:43 個室にしていて良かったー。
わたしが個室に運ばれてきたらしい。

両親、旦那様、姉、甥っ子が
来てくれた。
(なんと偶然にもこの日は家族みんなが
関東に来てくれる日でした)
きっとこの日を選んで
みんなにお顔を見せるために
生まれてきてくれたんだね。



17:00ウトウトから目がさめる。
友人に産まれたメールする。

赤ちゃんはNICUへ移る。

21:00 悪露がドバーッ。
切ったとこ痛い。けどあまりに出産までが
つらすぎたからこんなキズなんてことないと
変な自信がつく。痛いなんて言ってられない。
屁のカッパだ、と、
もうなんでも乗り越えられそうな
完全無敵な気持ちだった。

が、まあ痛いけど。

初日から寝返りはいいよーと言われるが
無理無理無理!で
その日は天井見ながら
直立不動で寝る。

悪露でシーツが汚れる。