「公益財団法人 がんの子どもを守る会」という組織があります。
昭和43年に小児がんで子どもを亡くした親たちにより設立された親の会。
「小児がんの患児とその家族が直面している困難や悩みを
少しでも軽減させたい」という思いから設立されたそうです。
幸いなことに、小児がんの治療はここ20年で目覚ましい進歩をとげ
「不治の病」から「治すことができる病気」になりました。
でも、まだまだ多くの課題があり、今も患児とその家族を中心に
医療関係者や多くの方々の支援をもとに活動されているそうです。
その会が長年の夢として持っていた、
小児がんや難病と闘う子どもたちとその家族への「総合支援センター」
それが平成13年に「国の補助金」と「アフラックの寄付金」により
東京都江東区亀戸に建設されました。
それがアフラックペアレンツハウス
ペアレンツハウスでは、「ソーシャルワーカーによる各種相談」をはじめ、
「小児糖尿病の親の会」など、ご家族の勉強・交流の場として会議室の提供、
「宿泊施設」など多岐に渡る支援をされています。
「宿泊施設」？？
私も最初はピンとこなかったのですが、
実は、小児がんを治療できる病院は成人に比べて少なく、
都心に集中しているのが現状です。
つまり、遠方の自宅を離れ治療に当たらねばならないということ。
子どもの治療には基本的に親が付き添うことが多いので、
通院治療なら親子で一緒に宿泊する施設が、
入院治療なら親御さんが宿泊する施設が必要ということ。
場合によっては小さな弟や妹も一緒に宿泊しなくてはならないということ。
でも宿泊費用ってばかにならないですよね…（しかも都心！）
そんなご家族をお支えするため
ペアレンツハウスでは、１泊１，０００円で泊まれるのです！
（患児は無料、未就学児の兄弟も１名まで無料）
入院中の子どもの付き添いでのご宿泊、
大阪では563日、東京では700日の滞在記録もあるそうですから
（ちなみにお子さま今は元気に学校に通われてるそうです）
）この値段はありがたいですよね。
そんなペアレンツハウスは、今は全国に３軒（東京２軒、大阪１軒）
先日大阪のペアレンツハウスを見学させていただきました。
色んな病院に通いやすい、本町駅近くにありました。
（大阪市立総合医療センター、大阪大学医学部附属病院、
兵庫医科大学附属病院など多くの病院の利用者さんをお迎えされてるそうです）
2010年建築と日が浅いのもありますが、
皆さん丁寧に使用されているのが伝わってきます。
館内はどこも清潔感があり大変きれいでした。
洋室もありますが障害がある方や、小さいお子様がいる場合は和室のほうが人気だそうです。
自炊は節約にもなりますし、何より慣れない場所で病気と闘うお子さまには
家庭の味が安心できるでしょうね。
館内見学の後、ボランティアで館内清掃をさせていただきました。
↓私は玄関にある、こちらのシャンデリアを。
入院中の子どもの付き添いで疲れて帰宅されたお母さまたち、
（朝6時に出発、夜21時帰宅といった生活をされるそうです）
たまにの帰宅許可を許されたお子さまたち。
そんな方たちを少しでも和ませてくれますようにと
思いを込めて磨かせていただきました
ちなみに、現在ペアレンツハウスは
公益財団法人「がんの子どもを守る会」と認定NPO法人「ファミリーハウス」、
保険会社アフラックが社会貢献として関与して運営されています。
運営費はアフラックとアフラック代理店からの寄付で全額賄われてるそう！
大企業たるもの社会還元は必要とは思いますが…
それにしてもアフラックさん太っ腹♡
ちなみにこの施設、
アフラックご契約者様以外の方も全然ご利用いただけます！！
お子さまの闘病目的ならどなたでも。
病院からの紹介もあるそうですが、
もし思い浮かぶような方がいたら是非紹介してあげてくださいね
（子どもの治療のため、特に夏休みは混むみたいです）
アフラックペアレンツハウスに関する詳しい情報は、下記からご覧いただけます。
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