こんにちは。スマイルフォレストです。
11/16(木)、名古屋環境大学共育講座「東山の自然と自分を見つめる」終了しました。
ご参加された皆様、本当にありがとうございました。
朝、少しお天気が心配でしたが無事晴れ間も見え始め、冬の訪れを感じながらすっかり和気あいあいといった感じでスタート。
名古屋大学の周辺を散策。
この周辺は樹木が、日の当たり方から交通安全までまちづくりに重要な役割を果たしているそうです。
赤や黄色に染まった樹々たちはその役割だけでなく、今年も私たちの目と心を楽しませてくれました。
ところどころで森林インストラクターからの樹々にまつわる豆知識に耳を傾けながら、曹洞宗「就梅院」へ。
境内でカードを使ったネイチャーゲーム。「卵」「幼虫」「蛹」「成虫」などだんだん大きくなっていく同じ生き物のカードを持った仲間を探していくゲームです。
今回は富士山にまつわる景品をご用意しました。
締めくくりにじゃんけんによるカードの争奪戦。
賑やかな笑い声がそこかしこから沸き起こり、大変盛り上がりました。
心も頭も体もほぐれたら、就梅院のご住職から曹洞宗のお寺での作法や座禅の方法などをレクチャーしていただき、初めて体験される方も多く、見よう見まねで座禅を体験していただきました。
座っていたのは15分ほどでしたが、人によって長く感じたり短く感じたりと色々な感じ方をされていたようです。
住宅街の中に在るこちらのお寺は車などの騒音も聞こえず、座禅が始まるとピリッと少し緊張を含んだ静かな空気が本堂の中を包んでいるのが感じられました。
前回の阿息観の時の空気とはまた違った瞑想の時間を体験していただけたのではないでしょうか。
座禅を終えたら温かいお茶と地元のお菓子と共に、森林インストラクターによる地球温暖化についての講話。
今回は開催地が東山ということで、「東山まんじゅう」と「東山夢街道」をご用意しました。
感想などを皆様でシェアリングさせていただいていたら「普段は家事や家族のことで忙しくしていたり、動いていない時も常に頭はそんなことであれこれ気を遣っている状態。たとえ10分でも15分でも自分のためだけにこうして何も考えず静かな時間を過ごせることはとても贅沢な時間に感じました」といった声や「マインドフルネスや瞑想には興味があって、自宅でも座ってみたりはするけれど、どうしてもあれこれ考えてしまい、これでちゃんと瞑想になっているのかわからない」といった声を聴かせていただきました。
本当に皆様、普段の日常を家族のため、仕事のためなどご自分自身以外のことに一生懸命に取り組まれ、過ごされているご様子が伺えます。そこに自分自身のケアとして瞑想に興味を持たれてこのイベントに参加してくださった方もいらっしゃったようです。
「ちゃんと瞑想しなきゃ」や「瞑想でいい効果を出さなきゃ」といった想いに縛られてしまうと次第に結果を求めた瞑想を座ることに義務感が生じます。「考えちゃいけない、考えないようにしなきゃ！」という思いが頭いっぱいになってしまうと、次第に座ることが億劫になってしまうこともあるかもしれません。
どうしても考え事をしてしまう、ただ静かに座り続けることが難しいといった時は「今は自分はそんな状態なのだな」ということをまず受け入れてみてはいかがでしょうか。
「今の自分をただ感じてみる」
「そんな自分をただ受け入れる」
そうして少しずつ自分の内面に目を向ける、短くても自分だけの贅沢な時間をただ座って過ごす。
瞑想や座禅を体験していただいた参加者の方々の表情がイベント終わりにはとても清々しいように私どもには感じられ、とても大切なことを教えていただいたような気持ちになりました。
今回でなごや環境大学共育講座でのスマイルフォレストの今年度の講座は全て終了です。
前期から併せると全７回の講座全てに参加してくださった方もいて、スタッフも驚きました。
なごや環境大学のこのようなイベント型の講座を企画させていただき、初めてということもあり参加者の方々にはご不便をおかけした場面もあったかと思います。
スタッフもイベント運営に携わることで様々に学び、まさに「共育」という言葉の実践になりました。
来年度の講座については、たくさんの方々からお問い合わせをいただきました。
今のところ未定ですが、また何かの形で皆様のお目にかかれることをスタッフ一同楽しみにしております。
引き続き、スマイルフォレストの活動はこちらのブログにてお知らせさせて頂きます。
ありがとうございました。
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