日本ブルキナファソ友好協会ではたらくスタッフのブログ -3ページ目

宮崎産にも負けない!!(よし)

 雨季が始まったと思っていたのに、ここ2週間半、雨が降っていません。
雨の後は嘘のように気温が下がり、(体感では10度近く差を感じます)
随分過ごしやすいのですが、最近は雨季前に逆戻りした気分です。。。

 さて、やっとこちらの生活にも慣れてきたのですが、一点どうも府に
落ちない事が。。。
ブルキナでは只今マンゴーのシーズン!
甘くて味の濃い巨大なマンゴーが町の至る所で売られています。

 ところが、いく店、いく店で値段が変わり所によっては3倍も値段に差が
あります。もちろん、日本でもお店により商品の値段が若干変わる事は
あたりまえですが、さすがに3倍の差はあまり経験がなく少々戸惑って
しまいます。

 最近気付いたのですが、フルーツなどはあまり売る気のなさそうな路上
のお店が一番安い!(笑)
誘われるがまま店内に連れ込まれるとえらく高い金額を提示される恐れ
があるので、 自らお店に踏み入るのが賢いお買い物のコツの様です。


巨大マンゴー



<巨大マンゴー!朝食時に撮影>

 写真は巨大マンゴー( 大きいものだとメロンとほぼ同様のサイズ)
を縦半分にカットし食べやすく格子状に切り目を入れたもの。
カット次第で随分見栄えが変わりますね。

家族問題? (よし)


 先日知人のアデレードさんに夕食に誘って頂きました。
初めて現地の民家を訪問とありウキウキと出かけてゆきました。
 まだフランス語を話せない私にとって、アデレードさんは救世主!です。
ブルキナで英語が話せる人はごく一部の恵まれた人々のみで、街角で
英語はほとんど通じません。所によってはフランス語を話せない人々も多く
居るようです。 フランス語は勿論、モシの言葉と英語もペラペラな彼女から
は現地の貴重な情報を聞く事ができると言う訳です。

 アデレードさんの友人2名も参加し、夕食が始まりました。
サラダとバフ・ブロシェット(牛肉串焼)をごちそうになり、仕事、家族 、
旅行中の奇妙な体験など沢山の話をしました。

それにしても、彼女たちは良く笑います!
会話をしている時間よりも笑っている時間の方が長いのでは?(笑)と
思いながらも、 気付くと私自身終止笑顔でした。笑顔に国境は無いですね。

 楽しい雰囲気で始まった夕食会もそろそろ終盤に差し掛かった頃、
何やら会話は深刻な方向に。

家族の問題です。

 彼女達は世にいうキャリアウーマン。3人それぞれ安定した仕事を持ち
水準の高い生活を首都ワガドゥグで維持しています。
 村出身の彼女達には沢山の家族が居て、家族の大半はいまだ小さな
村で質素な生活をしているのです。
 学校に行く事が出来ない甥や姪、十分な食料が確保できない父、母、
祖父母そして定職の無い兄弟。

家族問題
[よくある村の風景、本文の村とは無関係です]

 無論、家族を援助するのは当然と、学費や食料の支援を行い、家族を
助けています。しかし、何処までが家族?!と言う具合に、家族の数は
日々増加し最終的には聞いた事も見た事も無い人々がいつの間にか
家族として援助を求めてくる状態に。。。

 いくら安定した職についているとはいえ、一人の女性が負担できる援助
には限界があります。しかし、支援を断る事は、そう簡単じゃない。仮に
遠い親戚であっても、親戚である限り彼らの要求を却下する事で村に帰れ
なくなってしまう可能性があると言うのです。

 アデレードさんは改革という言葉を使っていましたが、あるタイミングで
無限に続く家族への援助問題を改善しなくてはいけないのだと言ってい
ました。 お金や物資を一方的に支援するのではなく、自立を援助する事で
アデレードさんは問題を解決の方向へ進める事が出来ているそうです。
それもまた簡単な事ではないですが、ゆっくり時間をかけて忍耐強く
解決しなくてはいけないのだと。

 出来る限りの事をしてあげたい気持ちと、経済的な限界の狭間で悩む姿は
同じ女性として、そして同世代として私の心に痛く突き刺さりました。

ジャズフェスティバル (よし)


 フェスパコ映画祭はあまりにも有名ですが、実はその他にも様々なフェス
ティバルがここブルキナでは行われています。

 4月27日~5月5日の一週間、ブルキナの首都ワガドゥグでジャズフェス
ティバル「Jazz a Ouaga」 が開催されました。
 ブルキナをはじめ西アフリカからは勿論、フランス、スイス、アメリカ、南米、
カリブからも多くのミュージシャンが駆けつけました。

 このフェスティバルは、大使館や数々の大手企業等がスポンサーとなり
実現したため入場料を比較的安価に押さえる事が可能となり、現地の多くの
人々がこの音楽祭を楽しみにしている様子でした。

 約400名程度収容できる会場は、段状に客席が並び開場5分後には一気
に満席。後部には立ち見の人の姿も多く見かけられました。
 観客全体の8割が現地の人で、2割が海外からの観光客や駐在員という
構成です。

ジャズフェスティバル
[“BELO” の演奏を会場にて撮影]

 まずパンフレットに記載されている出演者の顔ぶれと経歴をみて驚き!
 世界各国から厳選されたミュージシャンの中には、ミックジャガーのバック
バンドを務めていたドラマーや、2006年フランスで優秀賞に選ばれた一流
ミュージシャンがずらり顔を並べているではありませんか!!
 当初、町の音楽祭程度に考えていた私は、夏祭りの様な雰囲気かと思い
込んでいたので、会場の熱気に圧倒されました。

 約2時間半に及ぶライブの最中、席に座って鑑賞していられないマダム
数名がステージに上がり込みプロ級のダンスを披露する一幕も(笑)
「音楽は耳で聴くのではなく、体で感じるものよ!」と見せつけられました。

 ブルキナに到着してまだ2日目の夜。会場とステージが一体となり、熱い
演奏と人々の熱気に心奪われる充実した一夜となりました。