京商の「Mini-Z & dNaNo 開発室 」の中で石川氏の「最高速への憧れ<前編> 」の記事で私のインセインマシンの記事「Super KX-One 120km/h OVER!! 」を紹介して頂いてから
何処に行っても最高速の話が出てきます。


ミニシャーシで120km/h出した、40m位のストレートで150km/h、買ったままのTRAXXASで100km/h 出したなど色々。
凄いなぁ~と思います 一緒に走る事が出来たら多くの事が収穫でき楽しいのに・・・

 


一般的な空力の事を一生懸命説明してくれる人もいますが、そのように簡単な物では無いのがラジコン!それを自分で作って試せるので楽しく難しい。


特に私が行なっていた競技は250mのピストを1周走ってのアベレージ速度で計算
バンクではステアリングも切るし壁に押し付けられるので速度は落ちます、
そこから加速して短い直線後またバンク、直線をただ走るのとは訳が違います。

すまいるかんぱにぃ~

テレビで良く見るソルトレイクシティのボンネビル インターナショナル スピードウェイと言う大きな塩湖で行われる 最高速を競う実車の走行的な物を考えている方が多いようですが
単にフラットな直線を走るだけでは無いので縦Gと横Gを吸収させる足回りや
ダウンフォースがそれほど必要でない空力も中々難しくバンクに対応させた特殊な物になります。


シャーシもわずかな直線で思い切り加速するにはバランスが難しいです。
これは、インセインカーを何度も走らせられる機会が合ったので、色々試した結果です。

そこで、実験として確実に高速走行が出来る車として作り上げたのが「Super KX-One」です。
以前、石川氏が走行した動画を載せましたが、あの時が本当のテスト走行1回目、
ギヤ比も控えめで12セル(本来は14セル)全ては私の妄想セッティングで仕上げた状態でしたので
平均速度120km/hと言うのは良い形での予想通りで最高の出来でした。

その翌年、更に進化させたKXを14セル仕様で自分で走らせたのですが、
スピードガンでは驚くほどの数値、本人がビックリなので載せませんがとても速いです。


ただ何処までも加速する伸びが気持ち良かった印象の方が記録よりも大きい。

インセインには「Super KX-One」だけでは無く他のマシンでもチャレンジしています。
カテゴリー的には、「インセイン」とまとめられてしまいますが
基本的には、ダイレクトドライブのレーシングカーが主流、その中でブラシモーター、ブラシレス
ツーリングカータイプ(四輪駆動、四独サス)のブラシモーター、ブラシレス
その他、ダクテットファンやインホイールモーターなどのマシンが存在します。


そして当時基本とも言えるダイレクトドライブのマシンはもちろん初期から走らせていました
マシンはアソシのRC10L2O改

すまいるかんぱにぃ~


すまいるかんぱにぃ~

これは簡単に100km/hは出ましたが、120km/h近くからは中々難しい
ボディーの関係?シャーシバランスが良く無かったのか?

高速になるとリヤのトラクションが抜けるような症状が出て

押し出される感じがスポイルされる、これが中々改善出来なかった

2輪の駆動輪の限界と足回りの問題、そして空気離れが上手く行かなかったと思っています。


しかし、電池位置や本数を変えたり、色々なタイプのモーターの限界を試したり、特に空力的な部分、空気特性を変化させるボルテックスジェネレーター等の実験が出来て面白かった。

すまいるかんぱにぃ~
トルクタイプは無茶すると直ぐに燃えます

すまいるかんぱにぃ~
回転タイプも燃え切れたり、中身が粉砕です


その後ブラシレスが主流になりRC10L2O改は、お蔵入です。
高額なアンプやモーターを燃やす事も多くなった事とトルクが太くなり上手く加速が出来なかったことがその理由です。

 


スーパーKXも更に進化した状態を考えて、ケミウッドから専用ボディーも削り出す計画も立て
Lipo&ブラシレスのパワーユニットで超高速を狙っていたのですが・・・

RCカーに理解が有る上司も居なくなり、楽しくラジコンを出来る状態で無く 遠ざかっていましたが今年の震災で ある意味吹っ切りが付いたので、復活するかも知れません。


津波で亡くなったオーバル好き、最高速好きな仲間達の思いも乗せてぶっ飛ばしたい。