はじめまして、ゆみおと申します。
 
 
 
何かを好きになる“きっかけ”
 
それは人の数だけ色んな形が
あるのではないでしょうか。
 
 
 
私ごとですが
新日本プロレスを観るようになって
1年が過ぎました。
 
そうなんです、プロレスです。
なかでも棚橋弘至選手が大好きです。
 
 
 
今回は、そのきっかけを
お話させていただきたいと思います。
つたない文章ではありますが
読んでいただけましたら幸いです。
 
 
 
棚橋選手を知ったのは、2015年7月発売の
スポーツ雑誌Numberでした。
 
 
とある待合室に置いてあったNumber 。
いつも野球、サッカー、フィギュアスケート
選手が多いその表紙に
「新日本プロレス」書いてあり
「え?」いつもと違う。
 
 
 
 
表紙の野性味あふれる、この人は誰?
 
 
 
 
それが、私のプロレスの入口でした。
 
内容を見て「今の新日本プロレスって
こんな人達がいるの?」と。
 
 
というのは、小さい頃と90年代に
新日本プロレスと全日本プロレスを
観ていた時があったんです。
 
特に弟は全日の試合をテレビで
「うおーーっ!」て言いながら見るので、
うるさくてその流れで見てた感じですね。
 
 
 
話を戻してNumberの表紙の棚橋選手は本を
出しているということを知り、
すぐに買ったのが棚橋弘至はなぜ
新日本プロレスを変えることができたのか」
です。インパクトのあるタイトルですよね。
 
 
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内容には衝撃を受けました!
そしていろんな事があった人なんだと。
 
 
その中で、個人的にハッとしたことが
あったのです「ポジティブシンキングの前に、
すべてを受け入れる」という章に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私は2013年に子宮の全摘出術を受けました。
大きくなった子宮筋腫が
悪性の可能性があるという結果。
でも驚いたのと同時に
わりとすんなり手術を受けたのです。
もし悪性の場合は、さらに手術をして
化学療法を受けることになるということ…
 
 
でも病理診断の結果、手術で摘出したものは
悪性ではありませんでした。
 
どんな状態になっていたのか
術後説明で分かりましたが、
大きくなった筋腫に圧迫され
押し潰されるような形になっていた子宮。
自分の臓器がこんななってたんだな。
 
 
 
母に手術のことを最初に伝えた時
「そんな体に産んでごめんね」と言われた。
お母さんは謝らなくていいの!
私のほうが……
孫の顔を見せてあげられなくてゴメンね!!
 
 
 
術後の経過は色々あったけど良好。
それと共に恋人と思っていた人は
去って行きました。
たぶん面倒なことに関わりたくないと
思ったんじゃないかな。
 
 
 
 
それから1年、2年と経つうちに、
どうしようもなく悲しくなる時があるのです。
 
 
自分で最終的に決断した手術。
女性として生れながら
子供を産むことなく生涯を閉じていく。
妊娠して出産し子供を育てるのが
普通だと思っていたのに、
その普通のことができなくなった。
当たり前のことは当たり前じゃないんだな…
そういった思いが出てきてしまう。
モヤモヤしたものが常にあり
泣けてきちゃう時があるのです。
 
 
 
自分を強くしようと、
たくさんの自己啓発本やメンタルを
強化する本も読みました。
 
 
 
でもこの本「棚橋弘至はなぜ
新日本プロレスを変えることができたのか」
ポジティブシンキングの前に、
すべてを受け入れる」の章を読んだ時
私は目の前のことを一切受け入れて
いなかったことに気がついたんです。
 
 
 
手術を受けた当時は周りから心配されても
「大丈夫、大丈夫!」
これで生理もないしスッキリだよ!」
などと今思えば強がっていました。
子供が産めないという事実を考えないように
現実を切り捨てて
まったく向き合っていなかった。
 
 
 
職場でお子さんの話を耳にしたり
話を聞かなければならない状況、
テレビを見れば、CMを見れば、
映画を見れば、ドラマを見れば、
本や雑誌を見れば、街を歩けば、
いたる所で子供の姿を目にします。
親子の姿、受け継がれる命、
親から子へ子から孫へ…
そういうものを見ると胸が苦しくなりました。
 
 
 
そんな現実から完全に目をそむけて
2年の時間を費やす。
時間はかかったけど、
気がついて
やっと受け入れられた。
 
 
 
 
2015年夏。
Numberの表紙から始まった
1人のプロレスラーとの出会い。
 
 
トンネルの中を歩いていて見えた一筋の光。
 
ほんとにこれが、どれだけ救われたか。
 
 
 
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そこをきっかけに今では新日本プロレスに、
棚橋選手にどっぷりです。
 
 
 
プロレスを観ていると、選手の生き様や
ストーリー、相手の技を受けても受けても、
観ているこちらがもうダメだと思っても
立ち上がる姿、勝っても負けても選手に
感情移入でき、泣いたり笑ったり
歓喜に溢れたり悔しかったり、
自分の現実とリンクしたり、
自分も気がついたら成長していたりと、
とにかくパワーに溢れているんですよね。
 
 
棚橋選手が言っていました、
プロレス会場はパワースポットだと。
 
 
 
棚橋選手の言葉選びや、発想の転換、
例え話など、とても面白いし時に
感動するし言葉のチカラが
ずば抜けているんです。
プロレスラーが発する言葉で、
ここまで動かされることってあるかな。
 
 
お悩み解決もされたりして
そのどれもが響いてくるんです。
ビジネス雑誌の「THE 21」に連載
されていた「お悩み道場」が大好きでした。
プロレス好き嫌い関係なく
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普通なら
「もっと早く知っておけば良かった」と
なるかと思うんですが、
私はこのタイミングだったんだと感じています。
 
 
 
恩返しというわけではないのですが、
棚橋選手がリングに上がる姿をずっと
見続けて応援しよう!と決めたんです。
 
 
そして歳をとっても
新日本プロレスを観続けたい。
「またあのお婆さん来てる」と、その頃の
ヤングライオンに思われるぐらいに(笑)
 
 
よく分からないけど
何かを失っても、何かを得られる。
そんなふうに感じました🌸