地震のあったその時、わたしは丸の内にいました。
時間はかかりましたが夫やこどもたちの安否確認が
できて、ようやくほっとした頃、東京駅付近は騒然と
した雰囲気の中、帰宅しようとする人でいっぱいに。
正しい情報を得たいし、まずは落ち着こうと、駅から
少し離れたrose bakeryに入りました。
ほとんど誰もいない店内でした。 どの店舗も次々と
早めにお店をクローズする中、まもな閉店時間なのに
「どうぞどうぞ」と入れてもらえました。
オーガニックカフェだけあって、店内にはお野菜や果物
がいっぱい。
オーダーしたアールグレイの紅茶は、この鉄瓶で
出されました。 (パリで流行っているらしい)
わたしも南部鉄瓶愛用していますが、直接紅茶を
入れたことないので新鮮です。
もうすぐクローズ、というところで店員さんが
「お店は閉めますが、いつまででも居て下さい」と
声をかけてくださいました。 今外へ出ても座る所
もないでしょうから、と。
かわいいイギリス人?フランス人?のスタッフさん
は、目が合うたびに微笑んでくれて、どれだけ
心強く、救われたか。 「本当に大丈夫ですか?」
と最後まで心配してくださって、ありがとうございます。
感謝しています。
お店を出てからも、あたたかいお茶を配るお店が
あったり、こどもやお年寄りにトイレの順番を譲ったり
、色々な場面で人の温かさに触れました。
落ち着いたら、またrose bakeryに行こうと思います。
そして、今度はビオ素材のランチや、キャロットケーキ
も食べなくちゃ!