うさぎカウンセリング代表、トータルライフカウンセラーの西岡です。
以前に、日本仏教の宗派について少し調べてみましたが、
世界5大宗教の戒律による生活様式を調べてみましたのでご紹介します。

よく耳にする世界3大宗教はイスラム教・仏教・キリスト教です。
その世界3大宗教にユダヤ教とヒンドゥー教を加えて世界5大宗教となり
世界人口の77%がこの5大宗教の信者に該当するそうです。
それぞれの戒律は概略ですが、次のようになっていました。

 

 

 

イスラム教
イスラム教では豚肉を口にすることは許されておらず、
アルコールも避けるべきとされています。
鶏肉や牛肉は、イスラム教で定められた方法で処理された肉に限り、
口にすることを許されますので、日本のスーパーで売られている肉はダメだと思います。

服装に関しても、男女ともに肌の露出を控えることが求められており、
異性との接触も望ましくないという教えがあります。
家族以外に肌を見せることを控える教えより、入浴にも大変気を使うようです。
また、犬を不浄なものとしているので犬を嫌う信者も多いそうです。

 

 

仏教
以前に調べた仏教について読んでいただければと思いますが、
概ね、飲酒、生き物を食べることを良しとしない戒律があります。
嘘を言わない、悪さをしないなど道徳的な面も見受けられます。

日本仏教では信者への戒律は厳しくありません。

人は登米のだし公式通販

 

キリスト教
有名な神の十戒がキリスト教の戒律の根本になっていると思われます。
1.わたしのほかに神があってはならない。
2.あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
3.主の日を心にとどめ、これを聖とせよ。
4.あなたの父母を敬え。
5.殺してはならない。
6.姦淫してはならない。
7.盗んではならない。
8.隣人に関して偽証してはならない。
9.隣人の妻を欲してはならない。
10.隣人の財産を欲してはならない。

ぶっちゃけていえば、他の宗教を信じるのは禁止。
親子は仲良く、周囲の人に親切に、悪いことはするなって事です。
飲食や服装についての戒律はありませんが、宗派によっては
採食主義やアルコーを控えることを推奨する、などがあるようです。

 

 

 

ユダヤ教
禁じられていることが365個もあります。
多すぎるので食事や日常生活で分かりやすい部分だけを抜粋します。
「カシュルート」と呼ばれる食事の規定に従わなければならない。
休日は一切の労働(金銭を扱う・裁縫・火をおこす等)を禁じる。
露出の多い服装や恋愛は禁止。

カシュルートでは以下の物を食べることを許可しています。
1. 4つ足の獣のうち、蹄がわかれていて反芻(はんすう)をするもの
2. 海・川・湖に住むもので、ヒレと鱗のあるもの
3. 猛禽類など一部を除く鳥
4. イナゴやバッタなどの一部の昆虫

これを見ると、草食動物やタコ・イカ・貝類、昆虫全般は禁止です。
また、肉と乳製品の食べ合わせも禁止されています。
安息日は公共交通機関も休みで、家で一家団欒を楽しむようにとの事です。
既婚女性は頭髪を剃るか、フードで髪の毛を隠す服装をするようです。

色々としてはいけないことが多すぎるように思いますが、
ユダヤ教徒として育った人たちは1日3回の礼拝と共に
この生活形式で育ってきているので、不満は少ないのかもしれませんね。

 

 

 

ヒンドゥー教
豚肉と牛肉は禁止で、鶏肉・羊肉・ヤギ肉は食べられます。
魚介類全般、卵、生もの、五葷(大蒜、ニラ、辣韭、玉ネギ、アサツキ)
も禁止ですが、無精卵はOKなど、人によって程度差があるようです。
食器の共有や嫌がられますので鍋物や大皿料理は避けた方がよさそうです。

左手は不浄な物で、右手は清浄とされているので、握手や物を渡すときは
右手を使うのが礼儀になります。
服装も女性は足が隠れる長いスカートが推奨されており、
男女ともに牛革製品の着用は禁忌です。

 

 

 

世界5大宗教の日常生活における習慣の違いが少しはわかった気がします。
日本も外国人の方が多く生活している中で、外国人の方との文化・習慣の
違いを大切にしながら、お互いに気持ちよく過ごせるようにしたいと思います。

皆様も、食事や一緒にお出かけをする時などで
「日本では日本のルールに従うべき」だと思うことが多いでしょうが
相手の生まれ育った文化・習慣を認めた上で、ルールを守ってもらえるように
説明して、良いお付き合いが出来るように祈っております。