2年に一度の大きなイベントに出演する彼に同行してきました。
座席数2700席の野外音楽堂。朝から続々とお客さんが来られ、楽屋も出演者さんで溢れかえって熱気が凄かったです。
舞台袖で最終チェック。
前日に場位置の確認はしたものの、それ以外はぶっつけ本番。自然光の下では視線入力の反応が鈍くなるので舞台上で臨機応変に対応するしかありません。
彼は鋼のメンタルなのでいつも通りの様子でしたが、私とヘルパーさんはちょっと緊張してました笑
いざ出番が来てステージに立つとやはり自然光の影響で視線入力が言うことを聞かず。
背中に暗幕を立ててもらいましたがやっぱり反射が邪魔をする💦
真横に立って日傘でフォローしながらなんとかDJプレイをスタート。
後半は友人のアーティストさんたちとセッション。
彼が歌詞の原案を書いた「生きろ」という曲を披露。
ラッパーが彼の思いの丈をリリックにしてパフォーマンスしてくれ、ドラマーとベーシストがリズムを刻んでくれました。
この曲は「少々乱暴な言葉でもいいから綺麗事じゃない本当の思いを歌詞にしてみないか?」と彼の友人が提案してくれたことから生まれたもの。
20代でALSを発症し絶望したこと、気管切開をするか迷い続けて20年経ったこと、声というアイデンティティを失っても手術すると決めたこと、大切な人とこれからも生きていきたいという気持ちを綴っています。
ステージで披露するのは3回目かな?毎回色んな方がセッションしてくださり、曲として進化してきたなと感じます。
「自分の限界自分でぶち壊しにきたぜ。想像を超えた未来に会いに」という歌詞を会場のお客さんがコールアンドレスポンスしてくれて、なんだかジーンと来てしまいました。
出番が終わった後に客席にいるとお客さんが次々と声をかけてくださって、有り難かったです。
「歌詞良かったよ。伝わったよ」とか「パソコンでどうやって音楽流してるんですか?!」とか笑
これからも彼の思いがDJ活動を通して多くの方に伝わって欲しいなと願っています。
いや〜よくやった!お疲れ様でした