好意をストレートに伝えてくれた彼の気持ち。自分の気持ち。
丸一日考えて、ありのままの思いを正直に伝えることに。
「あなたのことを私も好きだけど、恋人として支えられるのかな?未来はどうなるのかな?と不安な気持ちがあるのも事実。だけど今の自分の気持ちに正直にいたいです」と返信しました。
すると彼は「不安な気持ちは理解するし、俺だって未来のことは分からない。だけど俺も自分の気持ちに正直でありたいから。だから難しく考えないでシンプルに一緒にいたい」と言ってくれました。
そうやってお互い正直に気持ちを打ち明けたことで、あぁそうか、不安な気持ちと好きな気持ちが入り混じる今の状態でいいんだ、と思えました。
その日から恋人として関係を築きながら、彼の介護も少しずつ教えてもらって。
慣れてくると二人きりでお出掛けすることも増えました。
30代の私と40代の彼ということで、当然ながら将来を意識したお付き合いで。
当初から「この先ずっと一緒にいるのはこの人しかいない!」とお互い思いつつ、病気のこと、介護のことなどシビアな現実をどう二人で生き抜いて行くのか?という覚悟をゆっくり固めていった日々だったと思います。
交際してちょうど2年経つ頃にふとした会話の中でお互いの結婚の意思を確かめ合って婚約。
そこから重度訪問介護サービスの利用や気管切開の準備、新居の準備などをしてくわけですが、これがほんとにほんとに大変で!!
文字通り全身全霊死力を尽くして戦い続け、やっと新居に移り新生活がスタートした頃には婚約から2年半経っていました。
転居した後も一筋縄ではいかなかったですが、苦労した分今の生活が二人とも気に入っています。