こんにちは、今週の当番M.ナカニシです。
といっても、今週はゲスト召喚なんですが(笑)
それも,年末も押し迫り今年最後の当番なんだから、1年振り返ってみてもいいやろ〜的な順番なんですが、あえてのゲスト召喚。(年末のお忙しい中引き受けてくれたゲストさんにも感謝!)
というのも、今年の私のテーマは「アウェーに行く」でした。
私自身、あまり知らない人の中にいくのは、得意なタイプではありません。
でも、行ってみると、自分の知らないことがまっている、自分の考えをストレッチできるのではないか?との期待でした。
実際に行ってみると、新たな知見が得られることは多いですし、自分の考えなんかを再評価するいい機会になってると思います。
さて、今回のゲストさん、私にとって「アウェー」な方ではないのですが、普段私が手に取らないような「アウェーな本」を読まれている方。
どんな本をご紹介いただけるのかなぁと、めちゃくちゃ楽しみにしていました。
期待通り多くの方にとっても、「ちょいアウェーな本」ではないでしょうか?
前置きが長くなりましたが、【やなぎワールド】楽しんでください!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お初にお目にかかります。やなぎです。
私事ではありますが、中小企業診断士5年目、
この世界にいると、よく耳にするのが、「システム」「仕組み」「見える化」なんていう言葉。
とにかく、みんな大好き!システム!仕組み!
そんな、「仕組みを見える化しましょうか」とついつい口にしちゃう方に
ご紹介したい1冊をば。
システムとは何か。仕組みとは何か。
それが良いとか悪いとか、そういったテクニック論ではなく、
あくまでも「構造主義」という現代思想のお話。
この、構造主義の「構造」こそ、「仕組み」のことを指します。
そして、「構造主義」とは、ものすごく平たく言うと、
社会には社会を構成する目に見えない構造(仕組み)が存在している。
自分が所属するの枠の中でしか人は考えることも感じることもできない。
ゆえに、自分たちが思っているほど自由に人は思考していないという考え方。
この本ではどれだけこの思想が現代の世の中で常識とされているのか、浸透しているのかということとともに、構造主義の考え方の起こりと、様々な角度からのアプローチ方法やその内容を紹介されています。
構造主義者として紹介されているのは、下記の5名。
言語学:フェルディナン・ド・ソシュール
社会史:ミシェル・フーコー
記号論:ロラン・バルト
文化人類学:レヴィ=ストロース
精神分析:ジャック・ラカン
この中で個人的におすすめというか好みは、ソシュールとロラン・バルトですね。
ソシュールは、「近代言語学の父」とも言われ、言語学を思いっきり転換させた人物。
今回は紹介しないですが、この人の言語論、めっちゃめちゃ面白い。
言語学の入門書などには必ず紹介されるので、ご興味ある方はぜひ!
あと、横顔の写真がめっちゃイケメン紳士♪素敵なおじさま(笑)
ロラン・バルトは、日本文化論の本を書いちゃうくらい日本贔屓のおじさま。
この人、「作者の死」という、ざっくりと言えば、小説など作者が何を言いたかったかではなく、読者がどう受け取ったのかが重要という、現代の感覚ではわりと当たり前じゃんって思うようなことを考えています。
他の3名も言わずと知れた思想家ばかり。
個別の研究分野を超えて、人文・社会科学の分野で広く展開されています。
現代読むと、当たり前のような気がすることも紹介されていて面白い。
一つの考え方手法ではなく、
世の中に構造が存在しているはずだという切り口でのいろんなアプローチの仕方が構造主義的。
さて、ここまでは「構造主義」とは何ぞやというお話。
ここで、構造主義の定義をもう一度。
社会には社会を構成する目に見えない構造(仕組み)が存在している。
自分が所属するの枠の中でしか人は考えることも感じることもできない。
ゆえに、自分たちが思っているほど自由に人は思考していないという考え方。
冒頭で、話した通り、
中小企業診断士の世界で「システム」「仕組み」「見える化」という言葉をよく耳にする。
いや、もはや診断士界だけじゃなく、生活の中でも耳にするぐらいになっている。
これ、どういうことかというと、
「構造主義」という考え方が常識になってしまった現代、
人は社会に構造があるという考え方を無意識にしていて、
「構造主義」という思考の枠組みで考えさせられているということ。
枠組みの中でしか考えることができないとわかっていながら、
その枠を出ることができない構造。
「構造主義」の考え方でしか考えられなくなっている。
大きな大きな「構造主義」という枠の中に現代がすっぽり入ってしまっている。
ややこしくなってきた(笑)
そういう現代で、わたしは、存在している枠の中でしか考えられないのであれば、
その枠組みを最大限知りたいなぁと思うのです。
大学で日本語を専攻したのも、日本史が好きなのも
この日本という枠組みで生きているからそれを知りたいと思ったから。
診断士になったのも経済の枠組みの中で生かされているからそれを知りたいと思ったから。
そうやって、自分の所属する枠組みを最大限知ることで世界が広がるような気がするのです。
現代人のわたしは「構造主義」という言葉を知る前から、そういう思考を無意識にしてきたのです。
ちなみに、この「構造主義」という考え方、
常識として定着し始めたのはたった60年ぐらい前の話。そんなに古い話ではない。
つまり、現代の世界が、「構造主義」というトレンドの真っただ中ということ。
「システム」「仕組み」って口をそろえていうけれども、
それは絶対的なものではなく、長い歴史の中で、現代の流行りの考え方でしかない。
それは自覚していたいなと思うのです。
その上で、たとえ、50年後に新たな思想が生まれて、
「構造主義」は古い思想だといわれることになるとしても(きっとそんな時代が来る)、
この枠の中にいる限りは自分が生きている枠組みを知りたいと思うのです。
ってのがまあ、構造主義の王道でしかないんですが(笑
でも、一方で生きてる間にこのさらに先の思想も見てみたい。
「システム」「仕組み」ではない「何か」で、世の中を捉える時代。
その時は新しい思想を受け入れられる頭の柔らかさを持っていたいと思うのです。
なんて、少し大きな話になってしまいましたが、
「構造主義」という考え方をとても平易にわかりやすく書いている本なので、
現代思想を垣間見るにはとてもおすすめの1冊です。
といっても、今週はゲスト召喚なんですが(笑)
それも,年末も押し迫り今年最後の当番なんだから、1年振り返ってみてもいいやろ〜的な順番なんですが、あえてのゲスト召喚。(年末のお忙しい中引き受けてくれたゲストさんにも感謝!)
というのも、今年の私のテーマは「アウェーに行く」でした。
私自身、あまり知らない人の中にいくのは、得意なタイプではありません。
でも、行ってみると、自分の知らないことがまっている、自分の考えをストレッチできるのではないか?との期待でした。
実際に行ってみると、新たな知見が得られることは多いですし、自分の考えなんかを再評価するいい機会になってると思います。
さて、今回のゲストさん、私にとって「アウェー」な方ではないのですが、普段私が手に取らないような「アウェーな本」を読まれている方。
どんな本をご紹介いただけるのかなぁと、めちゃくちゃ楽しみにしていました。
期待通り多くの方にとっても、「ちょいアウェーな本」ではないでしょうか?
前置きが長くなりましたが、【やなぎワールド】楽しんでください!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お初にお目にかかります。やなぎです。
私事ではありますが、中小企業診断士5年目、
この世界にいると、よく耳にするのが、「システム」「仕組み」「見える化」なんていう言葉。
とにかく、みんな大好き!システム!仕組み!
そんな、「仕組みを見える化しましょうか」とついつい口にしちゃう方に
ご紹介したい1冊をば。
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システムとは何か。仕組みとは何か。
それが良いとか悪いとか、そういったテクニック論ではなく、
あくまでも「構造主義」という現代思想のお話。
この、構造主義の「構造」こそ、「仕組み」のことを指します。
そして、「構造主義」とは、ものすごく平たく言うと、
社会には社会を構成する目に見えない構造(仕組み)が存在している。
自分が所属するの枠の中でしか人は考えることも感じることもできない。
ゆえに、自分たちが思っているほど自由に人は思考していないという考え方。
この本ではどれだけこの思想が現代の世の中で常識とされているのか、浸透しているのかということとともに、構造主義の考え方の起こりと、様々な角度からのアプローチ方法やその内容を紹介されています。
構造主義者として紹介されているのは、下記の5名。
言語学:フェルディナン・ド・ソシュール
社会史:ミシェル・フーコー
記号論:ロラン・バルト
文化人類学:レヴィ=ストロース
精神分析:ジャック・ラカン
この中で個人的におすすめというか好みは、ソシュールとロラン・バルトですね。
ソシュールは、「近代言語学の父」とも言われ、言語学を思いっきり転換させた人物。
今回は紹介しないですが、この人の言語論、めっちゃめちゃ面白い。
言語学の入門書などには必ず紹介されるので、ご興味ある方はぜひ!
あと、横顔の写真がめっちゃイケメン紳士♪素敵なおじさま(笑)
ロラン・バルトは、日本文化論の本を書いちゃうくらい日本贔屓のおじさま。
この人、「作者の死」という、ざっくりと言えば、小説など作者が何を言いたかったかではなく、読者がどう受け取ったのかが重要という、現代の感覚ではわりと当たり前じゃんって思うようなことを考えています。
他の3名も言わずと知れた思想家ばかり。
個別の研究分野を超えて、人文・社会科学の分野で広く展開されています。
現代読むと、当たり前のような気がすることも紹介されていて面白い。
一つの考え方手法ではなく、
世の中に構造が存在しているはずだという切り口でのいろんなアプローチの仕方が構造主義的。
さて、ここまでは「構造主義」とは何ぞやというお話。
ここで、構造主義の定義をもう一度。
社会には社会を構成する目に見えない構造(仕組み)が存在している。
自分が所属するの枠の中でしか人は考えることも感じることもできない。
ゆえに、自分たちが思っているほど自由に人は思考していないという考え方。
冒頭で、話した通り、
中小企業診断士の世界で「システム」「仕組み」「見える化」という言葉をよく耳にする。
いや、もはや診断士界だけじゃなく、生活の中でも耳にするぐらいになっている。
これ、どういうことかというと、
「構造主義」という考え方が常識になってしまった現代、
人は社会に構造があるという考え方を無意識にしていて、
「構造主義」という思考の枠組みで考えさせられているということ。
枠組みの中でしか考えることができないとわかっていながら、
その枠を出ることができない構造。
「構造主義」の考え方でしか考えられなくなっている。
大きな大きな「構造主義」という枠の中に現代がすっぽり入ってしまっている。
ややこしくなってきた(笑)
そういう現代で、わたしは、存在している枠の中でしか考えられないのであれば、
その枠組みを最大限知りたいなぁと思うのです。
大学で日本語を専攻したのも、日本史が好きなのも
この日本という枠組みで生きているからそれを知りたいと思ったから。
診断士になったのも経済の枠組みの中で生かされているからそれを知りたいと思ったから。
そうやって、自分の所属する枠組みを最大限知ることで世界が広がるような気がするのです。
現代人のわたしは「構造主義」という言葉を知る前から、そういう思考を無意識にしてきたのです。
ちなみに、この「構造主義」という考え方、
常識として定着し始めたのはたった60年ぐらい前の話。そんなに古い話ではない。
つまり、現代の世界が、「構造主義」というトレンドの真っただ中ということ。
「システム」「仕組み」って口をそろえていうけれども、
それは絶対的なものではなく、長い歴史の中で、現代の流行りの考え方でしかない。
それは自覚していたいなと思うのです。
その上で、たとえ、50年後に新たな思想が生まれて、
「構造主義」は古い思想だといわれることになるとしても(きっとそんな時代が来る)、
この枠の中にいる限りは自分が生きている枠組みを知りたいと思うのです。
ってのがまあ、構造主義の王道でしかないんですが(笑
でも、一方で生きてる間にこのさらに先の思想も見てみたい。
「システム」「仕組み」ではない「何か」で、世の中を捉える時代。
その時は新しい思想を受け入れられる頭の柔らかさを持っていたいと思うのです。
なんて、少し大きな話になってしまいましたが、
「構造主義」という考え方をとても平易にわかりやすく書いている本なので、
現代思想を垣間見るにはとてもおすすめの1冊です。
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