全国的に大寒波

皆さんの地域ではいかがですか?

長野も降りましたぁ。

そして厳しい冷え込み。

路面凍結などに注意して、

移動には気をつけましょうね。

 (正直、雪かき、疲れました)



さっ!気を取り直して  いきます!!


と、その前に。

本題に入る前にひとつ質問にお答えしてから。

そのほうがスッと理解してもらえるかと思い…



その質問とは

  「古材を使わず、森のために新しい木で家を建てたら…?」


お答えしましょう      半分正解アップ  半分間違えダウン



森林活性化のために、地元(国産)の木を使うのであれば、大正解アップアップ

しかし、現在使われている木材の多くは輸入材。



の自給率、皆さんご存知ですよね、約4割

ところでの自給率、知ってますか?

なんと2割ほどしかありません。

残り8割は遠い海外から輸入です。

燃料を燃やして、二酸化炭素を排出しながらですよ。


海外では違法伐採や過剰伐採が問題になっています。

それに対し、日本の森はなかなか手が入れられず、荒れているのが現状です。

実は、森林をほったらかしにしておくと災害のもとにもなるんです。

緑のダムと呼ばれる森林はとても地球環境にも貢献しているんです。


ここ最近、地元の木を使った家造りが注目され、

国産材が使われる比率が上がっては来ていますが、

森林が活性化するところまでは、なかなか難しいようです。


  ちなみに日本の森林率は国土の約7割。

  フィンランドについで世界第2位なんです。

  この豊かな森林資源を使わない手はありません。


森を活かすということは、

成木を利用し、新たに植林する。

そっとしておいてはいけないんです。


なので、

地元の新しい木で家を建てる は正解!!(国産材で デス)




次、半分不正解 の答え、

古材を使わず…」ですが、


木は、

建築材などとして伐採されるまで(この時点では

光合成をして二酸化炭素を吸収して、酸素を排出しています。

  

     同時にフィトンチッドと言う揮発性物質も発散しています。

     これは殺菌作用があるとされ、癒し効果もあり、

     森林浴が良いとされている所以です。



このように温暖化抑制に貢献しているんです。


ここまでは皆さんご存知ですよね。




そしてその木を建築に使う。

ほとんどの家は、20~30年で壊されてしまいます。

異様に短い日本の住宅寿命


せっかく二酸化炭素を吸収してくれた木を廃棄してしまう。

また二酸化炭素が放出されてしまう。

これ、カーボンニュートラルと言われプラスマイナス0になるんです


…が! 今の地球環境、温暖化を考えると

プラスマイナス0では間に合いません。


なので、簡単に廃棄せず、住宅寿命を延ばさないといけませんね。



そして木は、切られた時より、

年月が経ったときのほうが強度も増しているのです。

鉄やプラスチックなどは、初めの強度は高く、次第に落ちていく。


しかし、木はだんだん強くなりやがて緩やかに強度が弱まっていく。

その強度の増す年月は100年、200年の単位ですよ。

日本最古の木造建築物、法隆寺は1400年近くですよ。

木はとっても長生きなんです。



ですから「もったいない」の気持ちを含め、

古材を使いましょう!!と言うことになるのです。




ちょっと長い序章になってしまい増したが、

住まいに使われる木について少しご理解いただけたでしょうか?


次回、もう少し古材のお話と、 古民家についてお話しますね。

 

よろしかったら、次回もお付き合いください。