前回の続きです。解決までの流れをご紹介します。


A子さんの希望に基づき、元交際相手には今後A子さんに近づかないこと、A子さんの周りの友人や知人に関わらない事、精神的苦痛を与えたことによる慰謝料請求での示談交渉を行うことになりました。

まず、元交際相手A子さんと私の3人での話し合いの場を設けてもらいました。

そこでA子さんの希望を伝えましたが、それに対する元交際相手の返答はストーカーをしているつもりはなく片思いとしてこれからも変えるつもりはない、というものでした。

なのでまずは、警察に状況と危険性を説明し警告を出してもらい、後日、元交際相手と再度話し合いの場を設けました。

警告後、元交際相手は事の重大さを認識したようでA子さんに謝罪し、概ねA子さんの提示した通りの条件で示談することができました。

示談後もアフターフォローで何度かA子さんコンタクトを取り、変わりなく元の生活に戻ることが出来たそうでカウンセリングの後、本件が解決しました。


備考

本件は問題なく円満な解決に至りましたが、一般的に多くのストーカー事件では警告出されてからが危険で、加害者が激昂してしまうことが多く、時には大きな事件に発展することもありますので自分で解決をしようとして同じ方法を取るのは危険です。

 

次回 ストーカーへの予防と対処法