第1回:インテリジェンス 『金持ちサラリーマン・貧乏社長 ~自由な人生のための“投資家脳
“今日からあなたの脳内革命がスタートします―”

photo credit: Dendroica cerulea
S氏書き下ろし講座
『金持ちサラリーマン・貧乏社長~自由な人生のための“投資家脳”の作り方~』
第1回「インテリジェンス」
みなさんこんにちは、Sです。
無料インタビューそしてメルマガのプロローグ編と お届けさせていただき、
みなさまからの感想をたくさんいただきました。 本当に感謝しています。
みなさんの感想を読みながら、 「お話してよかった」とうれしさがこみ上げてきました。
同時に、メルマガの内容も当初予定していたものから、
みなさんにとって最適だと思われる内容に少し変更しました。
今回から、いよいよ本題に入っていきたいと思いますが、僕が本心で思っていること、
感じでいることを素直に、イヤ、わがままに書かせてもらおうと思っています。
かなり極論を書いてしまうこともあるかもしれませんが、 少々、大目に見ていただければ助かります。
ではさっそくですが、 第1回目のテーマは「インテリジェンス」です。
最近ちょくちょく耳にするこの言葉ですが、みなさんはピンときますか?
実は、この“インテリジェンス”、生きていく上でとても重要なんです。
僕は、人生における“道路標識”のような役割だと思っています。
先日、みなさんの感想を一通り読ませていただきましたが、
「最近、何かがおかしい」
「このままではいけない気がする」
漠然と、そんな風に感じてる方が多かったように思います。
でも、何がおかしいのかは、はっきりと分からない。
だからって具体的にどうすればいいかも分からない。

おそらく、多くの日本人が、同じようなモヤモヤ感を持っているんじゃないでしょうか。
近年、インターネットの普及により、 世界中の様々な「情報」がリアルタイムで入手できます。
今や、個人レベルでも、ブログや動画が簡単にネット上に公開でき、
自分の意見や価値観を世間に発表することができます。
これはもう、自分で小さな放送局を持ったようなものですよね。
さらには、様々な分野の人が、 その業界ならではの「ウラ情報」を発信していて、
それらは大変面白く、興味の尽きないものになっています。
海外で活躍する日本人たちもますます増え、 いままで日本人が知りえなかった、
生きた「情報」が次々と海を渡って伝わってきます。
このようにタダで受け取れる「情報」が多くなったことにより、
以前よりも、私たちが受け取る情報の量は確実に増え、
良くも悪くも私たちの思考を形成する上で、
これらの情報源はかなりのウェイトをしめるようになりました。
多くの人が真実を知る機会が増えましたが、
同時に、いいかげんな情報により混乱させられるケースも増えました。
そして、それら無秩序に溢れ出した情報によって
「ん!? 今まで学んできたことと何か違うぞ!!」
「おいおい! 日本、大丈夫か?」
「なるほど、こうすれば金持ちになれるのか・・・。」
など、それぞれに様々な思いや考えが湧き上がっていることでしょう。
気になるのは、日本の政治や経済をはじめ、
異常気象、 環境問題、 原油高、 尖閣諸島問題、 北朝鮮の核開発などなど、
あげればきりがありませんが、 私たちにとって将来の不安材料的な情報が多いことです。
それらの不安は無意識のうちに心のどこかに溜まっていき、
冒頭で書いたような、 何かモヤモヤとした不安感につながったのではないでしょうか?
いずれにせよ、みんな多少なりとも何かに気付きはじめたようです。
このようなことは、 中国や北朝鮮などの社会主義国家がもっとも恐れることです。
中国のインターネットは、数十万人の監視員によって厳しくチェックされているそうです。
それほどまでに、この無秩序な情報の氾濫を警戒しているのです。
いつの時代も統治者は、民衆に本当のことを知られると困るものです。
つまり、国民に利口になってもらっては困るのです。
日本もそれに近いところがあるのではないでしょうか?
急速に発達した情報社会の現代において、「情報」はとても大切なものです。

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しかし、それは同時に大変危険なものでもあります。
「情報」は時には人の命を救い、時には人の命を奪います。
「情報」は、僕たちの潜在意識を支配することもあります。
最近話題の内部告発サイト「ウィキリークス」は、ひとつの国家をも揺るがすほどです。
現代社会において、「情報」とは、それほどまでに影響力を持っているのです。
まずこのことを改めて認識してください。
この「情報」を味方につけると最強なんですが、 敵に回すと非常にやっかいなんです。
では、どうすれば「情報」を味方につけることができるのでしょうか?
以前、僕は、“真の情報”とは「未来を予測することだ」と教わりました。
みなさんは、これがどういう意味か分かりますか?
僕はある時、仕事上のパートナーである先輩に頼まれ、
ある資料を作って持っていくと、 その中の一部についてこう言われました。

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先輩「これ、何の情報だよ?」
私 「今朝の新聞です」
先輩「アホか!!こんなもん世界中の誰もが知ってるよ!!意味ねぇよ!!」
私 「え!? どういうことですか?」
先輩「これはただのインフォメーションだ。
いろんな情報から未来を読んでこそ“真の情報”なんだよ。
そのインフォメーションを一度自分の頭の中に入れて、
お前の脳ミソを通して”真の情報“を読み取ってから持ってこい!!」
先輩が言うには、過去の情報は未来を読むための材料にすぎないということなのです。
例えば、新聞に載ってる「原油価格が高騰した!」という記事は すでに結果で、
その結果を今から変えることは不可能。
しかし、今後その影響が及ぶところには対策が打てるし、
もしかすると、そこには大儲けするチャンスが潜んでいるかもしれない。
「これから、どんなところに、どんな影響がでるのか」 という未来を読むクセをつけろと。
「情報は実戦で使えるものじゃないといけない」と。
例えば、
原油高が続く →
ガソリンの値段が上がる →
自動車メーカーの業績悪化を予測 →
車のマフラーの部分に市場の40%以上のプラチナが使われている →
プラチナの需要が減る →
プラチナの価格の下落・・・。
という具合に読み取っていく。 また、先輩は「情報」は使い方によっては、
薬にも毒にもなるとも言っていました。 時々「情報」は、人を欺くために流されることもあります。
商売上の利益や宗教の勧誘のために、戦略的に流される洗脳目的の情報もあります。
だから、どんな内容の「情報」かではなく誰からもたらされた「情報」なのかも大事だと。
つまり世の中には、 このように様々な意図を持った「情報」が溢れているのです。
これらに惑わされないように、そしてうまく利用できるように、
「情報を自分の哲学をもって読み取る力」を身につけろ!!と教えてくれたのです。
みなさんは、マスコミや週刊誌のデタラメな情報に惑わされていませんか?
証券会社に雇われたアナリストの言うことを鵜呑みにしていませんか?
彼らは、どういう目的でその情報を流しているのでしょうか?
そこには必ず意図があります。 一度、頭の中で疑問を持って考えてみることです。
“What do you want?”(あなたはいったい何が欲しいの?)と。
そしてやはり気になるのは、 数ある情報の中でも特に「お金に関する情報」です。
本屋に行けば、お金に関することが書かれた本がたくさん出版されています。
「主婦が1億円稼いだ方法」とか、
「最強投資マニュアル」とか、
「20XX年、日本破綻!!」
「日本バブル再来!!」
「1ドル250円時代!!」
「1ドルは50円までいく!!」
実にさまざまな意見があるようです。
余談ですが、僕は、ほとんど本を読みません。
実は、難読症なんです。 だから、例えば今から「株の投資を始めよう」と思ったら、
まず、実際に自分で情報集めに動くんです。
証券会社に電話してしつこく聞いたり、 税務署に電話して税金のこと聞いたり、
市役所なんかもよく使います。
いろんなデータを無料でくれますから(笑)
それから、実際に株投資で成功してる人や、失敗した人、
その道のオタクみたいな人にも直接話を聞きに行ったり。これが結構楽しいんです。
それで、その後、自分でやってみて一通り体験した後に、本などでチェックするんです。
そうするといろんな意見が参考になって、またいろいろと試したくなるんです。
体験するよりも前に本を読んでもあまりピンとこないですし、
リアリティがないから頭に入らないですよね。 そして何よりも固定概念が入り込むことが嫌なんです。
話は戻りますが、 しかし、実際にこれだけたくさんの情報が氾濫していると、
普通、どれが正しいのか、何を信じればいいのかわかりませんよね。
そこで大事になるのが、 やっと出ました“インテリジェンス”です。
これが「情報」という武器を、 自分の味方につけるために絶対に必要なものなんです。

日本人に「情報」という日本語を英訳させると、 ほとんどの人がインフォメーションと訳します。
しかし、「真の情報」という意味での正解はインテリジェンスです。
みなさん、アメリカ中央情報局は知ってますよね。
そうです、CIAです。このCIAは、Central Intelligence Agencyの略です。
インフォメーションではないんです。
イギリスのSIS(イギリス情報局秘密情報部)、 いわゆるMI6。
これもSecret Intelligence Serviceの略で、 インフォメーションではありません。
インフォメーションとは誰でも簡単に得ることができる、単なるデータです。
インターネットでも、図書館でも新聞でもテレビでも簡単に手に入ります。
しかし、インテリジェンスとは、 世の中に氾濫したこの無数のインフォメーションの中から
本当に自分にとって必要ものだけを選び出す能力であり、 自分の知識や哲学を通して導き出された、
ほんのひとしずくの「絶対情報」のことなんです。
つまり、“情報を読み解き、真実を見抜く力”のことなんです。
先ほども書きましたが、 世の中に溢れた情報の中には、
敵を惑わすためにまかれたウソの情報や、 利益を上げるために作られた情報の罠もあるはずです。
インテリジェンスによって、それらを見抜くことが大事です。
どうやら、みなさんのモヤモヤとした不安感は、 このインテリジェンスを身に付けることによって霧が晴れ、
この先、何をすればよいか見えてきそうです。
特に、金銭的不安は、お金のインテリジェンス、
“ファイナンシャル・インテリジェンス” を味方につけることで、ほぼ解消できます。
このファイナンシャル・インテリジェンスを身に付けるには、どうしたらいいのか?
世界にはお金の専門家と言われている人たちがいます。
もちろん日本にも。 たとえば、証券会社の営業マンや、その証券会社に雇われているアナリスト。
「資産運用に最適だ」と、投資信託を勧めてくる銀行員。
FP(ファイナンシャルプランナー)という肩書を持った保険のセールスマン。
元・外資系投資銀行に勤めていたという投資コンサルタントなどなど。
僕はこれらの人たちを、勝手に「金融商人」と呼んでますが(笑)
これらの人たちは、富裕層に資産運用のアドバイスをし、 自社の取り扱う金融商品を売ったり、
情報提供料をもらったりしています。
でも、なぜ彼らは他人をお金持ちにする前に、自分をお金持ちにしないんでしょうか?
アドバイスできるだけの情報と知識があるなら、自分自身がお金持ちになったらいいのに。
不思議ですよね。
そう、彼らの狙いは手数料です。
もちろん、これらの人たち全員が悪意があってやってるわけではないですし、
仕事なので仕方がないことも分かっています。 
しかし、僕が実際にいろいろな人から、 この手の相談を受けた経験から言わせてもらうならば、
かなり悪徳な金融商人がたくさんいるようです。
さらにもう少し言わせてもらうなら、 もっと情けないのは、お金持ちの方です。
お金の知識がないため、自分で資産運用について判断できず、
彼らのアドバイスを鵜呑みにし、すべて人任せ。
まるで金融商人のカモです。
こういう、 お金があってもファイナンシャル・インテリジェンスがない人のことを
僕は「本物のお金持ち」とは思いません。
なぜなら、彼らのお金はいずれ無くなるからです。 彼らは“期間限定の金持ち”なのです。
あなたなら、自分よりサッカーが下手な人から、 サッカーのアドバイスを受けますか?
最も有名な投資家ウォーレン・バフェットはこんなことを言っています。
「地下鉄で通勤している連中の助言を、
ロールスロイスで乗り付けてきた連中がありがたく拝聴するような場所は、
ウォール街以外には存在しない」と。
ということで、あなたが 真のファイナンシャル・インテリジェンスを身に付けたいのなら、
「本物のお金持ち」から学ぶしか方法はありません。
次回のメルマガでは、 この「本物のお金持ち」についてお話したいと思います。
「インテリジェンス」は、 信頼できる良い仲間からのみもたらされるものです。
時間をかけて良い情報を共有できる人間ネットワークを作りましょう!!
それには、まず自分が先に“与える”ことです。
まさに、GIVE & TAKEですね。 それではまた次回お会いしましょう!
感想やこれからの意気込み、 お待ちしています!!
S
「ふ~」
思わず溜め息が出るほどのボリュームと、
刺激でしたね。
Sさんが第1回目に選んだテーマは“インテリジェンス”。
>インテリジェンスとは、
>世の中に氾濫したこの無数のインフォメーションの中から
>本当に自分にとって必要ものだけを選び出す能力であり、
>自分の知識や哲学を通して導き出された、
>ほんのひとしずくの「絶対情報」のことです。
>つまり、“情報を読み解き、真実を見抜く力”のことなんです。
響きますね。
私たちも氾濫する情報を鵜呑みにせず、
●自分が本当に求める情報は何か?
●その情報は、誰がどういう目的で流しているのか?
●自分の哲学や経験に照らし合わせるとどうか?
そんなクセをつけていきましょう。
よろしければ、
今回のメール講座を受講したあなたの、
感想や意気込み、インテリジェンスへの取り組みなどを、
下記のコメント欄に書いて教えてください。
例:明日から、新聞やニュースの情報の出所と意図を
考えるクセをつける!
前向きで、メンバーの役に立つ声を、お待ちしています!
それではまた次回のメール講座でお会いしましょう。
次回のテーマは「本物のお金持ちとは?」です。
それではまた!
チーム・シークレットマネークラブ-和僑-
柳田厚志