毎週金曜日は「強運経営者塾」ブログ講座をアップしています。今回は19回目です。初めて読まれる方は過去のブログも読んでくださいね。下記の書籍が私の著書「自分の会社を100年続く企業に変える法」で~す。是非、読んでくださいね。
さあ、前回は貸借対照表の見方を解説しました。今回はその貸借対照表を使って、会社の短期的な資金の状態を見る比率を説明します。短期的な資金の状態とは1年以内の資金のう状態と言ってもいいでしょう。その比率とは当座比率です。
当座比率 = 当座資産 ÷ 流動負債
当座資産とは現金預金・受取手形・売掛金を言います。つまり、確実に1年以内に資金化される資産です。一方、流動負債とは1年以内に返済しなければならない借金です。従って、この当座比率が100%を超えていれば、とりあえず短期的な資金の状態は大丈夫ですね。ここで注意をしなければならないことは流動負債の中に1年以内返済予定の長期借入金が入っているかどうかです。
これが入っていなければその貸借対照表は使い物になりません。言い方を変えれば、1年以内返済予定の長期借入金が流動負債に入っていないような貸借対照表を作るアホは貸借対照表の意味が分かっていない証拠です。あなたの会社の貸借対照表はどうですか? 私の経験では90%の貸借対照表は使い物になりません。それだけ、税金計算だけをしている会計事務所が多いということでしょうね。
さて、当座比率が100%以下は資金繰りが悪い会社、50%切ると倒産の可能性が出てきます。150%以上になると良好ですね。あなたの会社の当座比率はいくつですか?
短期的な資金の状態を見る比率に流動比率というものもあります。流動比率は流動資産を流動負債で割って算出します。でも、中小企業の場合、この比率を信用しすぎると危険です。それは流動資産の中に棚卸資産(製品・商品)が入っているので、棚卸資産は1年以内に確実に資金になる保証が無いからです。だから、中小企業の場合、短期的な資金の状態を見る比率は当座比率に限りますね。
さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正
(私は「西田会」 の会員です!!)
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