毎週金曜日は「自分の会社を100年続く企業に変える法」ブログ講座をアップしています。今回は32回目です。初めて読まれる方は過去のブログも読んでくださいね。


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 さあ、金剛組の続きです。金剛組は2008年に倒産しました。

ただし、2006年に高松建設が(新)金剛組を子会社と設立し(旧)金剛組から営業譲渡を受けて現在でも金剛組は脈々と生き続けています。


 しかし、金剛組は何故倒産したのでしょうか?Wikipediaによると「旧来からの伝統的な建築を得意分野としてきたが神社 仏閣にもコンクリート 建築が増加したことにより大手ゼネコン との価格競争に巻き込まれた結果、売上 の減少や資金繰りの悪化により経営危機に見舞われたため髙松建設 が支援を行った。」とあります。


 実際には金剛組は神社仏閣のコンクリート建築にも参入し、さらに、神社仏閣のみならずマンション建設にまで手を出し、大手ゼネコンと同じ土俵で価格競争に巻き込まれ敗北したと言うことです。これが大きな問題ですね。何故、コンクリート建築に参入したのか?何故、マンション建設に参入したのか? 


 金剛組の家訓の第1番は「お寺お宮の仕事を一生懸命やれ」でした。この家訓の本質はお寺お宮の仕事で、かつ、宮大工をやることだと思います。金剛組の一番の特徴つまり差別化要因は「お寺お宮の仕事=宮大工」と言うことです。言い換えれば、金剛組のコアコンピタンスが「宮大工」と言うことなのです。


 家訓からすれば、決してコンクリート建築や、ましてやマンション建設などに手を出してはならないのです。40代当主金剛正和氏、本当に不名誉な立場になってしまいましたね。でも、経営者としての能力が無かったと言わざるを得ませんね。家訓を破ってまで、何故、コンクリート建築に参入し、マンション建設にまで手を出してしまったのか? 

 時代の流れ? 多角化? 環境適応? 

いえいえ、何と言おうと「創業の精神を守れなかった」としか言いようがありません。


 あるいは金に目が眩んでバブル期に売上拡大のためにマンション建設に手を出したドアホ経営者のレッテルを貼っても良いかもしれません。1400年の歴史からすれば、バブル期などほんの一時です。時代の波に乗り遅れても良かったのではありませんか?1400年も続いた「宮大工の匠の技」があれば、世の中の神社仏閣から必要とされたはずです。


 例え、売上高が大きく伸びなくても確実に利益は出せたはずです。経営者の無能とは本当に罪ですね。企業を大きくするために大きなリスクを犯した結果、大きくなるどころか企業継続さえも困難にして倒産させてしまいました。


 なんか、どこかの地場産業のドアホ経営者を見ているようですね。この世から地場産業がなくなるのも近いですね。


さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!




西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

(私は「西田会」 の会員です!!)





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 しかし、金剛組は何故倒産したのでしょうか?Wikipediaによると「旧来からの伝統的な建築を得意分野としてきたが神社 仏閣にもコンクリート 建築が増加したことにより大手ゼネコン との価格競争に巻き込まれた結果、売上 の減少や資金繰りの悪化により経営危機に見舞われたため髙松建設 が支援を行った。」とあります。


 


ただし、2006年に高松建設が(新)金剛組を子会社と設立し(旧)金剛組から営業譲渡を受けて現在でも金剛組は脈々と生き続けています。


 さあ、金剛組の続きです。金剛組は2008年に倒産しました。