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 今回は少し難しいかもしれませんが、減価償却の耐用年数と借入金の返済期間の関係を見て行きます。これが理解できていないために倒産をして行った企業が多くあります。これは勉強をしなければわかりませんね。

 

まず、借入金で設備投資するときの大原則ですが設備の耐用年数より借入金の返済期間を長くすることです。耐用年数より返済期間が短いと減価償却費の金額より借入返済金額の方が多くなり、この設備投資で必ず利益を出さなければ返済できなくなってしまいます。


詳細については拙著「自分の会社を100年続く企業に変える法」P168~P173で確認してみてください。くどいようですが「設備の耐用年数 ≦ 借入の返済期間」にして下さいね。借入期間を長くすると金利が若干高くなりますが、金融機関からの金利が高くて企業が潰れることはありえません。返済金額が大きすぎて資金繰りに詰まり倒産することはありえます。注意してくださいね。

 

さらに、設備投資や新店オープンなどの場合のように必ずしも設備投資の効果がすぐ出ない場合には、借入の返済に据え置き期間を設けると良いですね。私は医者や歯医者の開業の時には必ず返済の据え置き期間を1年~2年設定していただくようにしています。

金融機関はリスクが大きくなるので嫌がります。しかし、そこは無理を承知で押し通して行きます。設備投資の効果が出ないうちに借入の返済が始まってしまうと精神的にきついですね。


さて、最後になりますが、元々設備投資を自己資金で行えば借入金の返済期間のようなことで悩む必要は無いですよね。やはり、松下幸之助さんがおっしゃっていたように人も金も潤沢に持つダム式経営が経営の基本ですね。



さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!




西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正

(私は「西田会」 の会員です!!)





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