今回は中小企業が倒産する理由をみて行きましょう。
倒産原因でよく言われるのが「販売不振(売上減少)」「放漫経営(データ無視)」「累積赤字(長年の業績不振)」「債務超過・過大投資」「取引先倒産・連鎖倒産」などなど、いろいろ言われています。
しかし、これらのことは決して倒産の直接的な原因ではありません。倒産の直接的な原因は一つしかありません。それは「資金がなくなる」からです。売上が減少しても「資金があれば」倒産しません。累積赤字でも「お金があれば」倒産しません。
やはり、企業が倒産するのは「資金がなくなる」からです。上記の売上減少や累積赤字や取引先倒産などは単にお金がなくなる原因にすぎないのです。
逆に言えばどんな事象が起きようが潤沢な資金さえ持っていれば企業は潰れないのです。資金を潤沢に持つためには売上を伸ばして利益を出すことが健全ですが、日本の人口は今後減少する一方なので売上を伸ばしていくことは至難の業です。
そこで、売上を伸ばすことも大事ですが、やはり、経費や設備投資などの支出を減らすことが最も重要となります。売上は相手があることなので増やすことは、難しいですが、経費や設備投資は自社の意思のみで決定できるので意外に簡単ですね。
下記のような支出をしている中小企業や経営者は決して生き残ることはできませんね。
①高級車にのっている経営者
②借金で自社ビルを建てようとする会社
③借金で自分の自宅を建てようとする経営者
④欲しいものを買う経営者などなど、
お金を大事にしない経営者は21世紀は生き残れないですね。
さて、中小企業で支払手形を発行している会社は生き残ることはできないですね。支払手形は本来今支払うべきお金を先延ばしにしているに過ぎないのです。高度成長期やバブル期は売上が伸びていくので支払を先延ばしにしても支払手形を落とすことができました。
しかし、昨今のように売上が減少していく中で支払を先延ばしにすればいずれは支払手形を落とすことができなくなるのは必定ですよね。わかりきっています。でも、それができない。そんな簡単にできるわけがない。やってみる勇気も能力も無いアホ経営者の言い訳が聞こえてきそうです。いくらでも、止める方法はあるのです。私の顧問のお客様で支払手形を辞めた会社は何十社もあります。
しかも、赤字を出しながらでも手形の発行を止めた会社もあります。いずれにしても、支払手形を止めるんだと意思決定することと、まず実行してみることですね。
特に建設業で支払手形を発行している会社は最低ですね。ドアホ経営者!お客様から契約時にお金をいただいているのに何故、支払手形を発行する必要があるの?甘えるのもいい加減にしとけ。建築土木のドンブリ経営者!!いずれにしても自社を倒産させないためには支払手形を発行しないことと資金を潤沢に持つことに尽きますね。
さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正
(私は「西田会」 の会員です!!)
↑クリックしてくださいね
ブログランキング10位以内を目指しています