10月14日のブログにも書きましたが先週末日経平均株価が7000円台になり、6000円台も視野に入ってきましたね。
さて、株価は実体経済を半年程度先取りしていると言われています。中小企業の経営者から「来年の春には景気は少しは良くなりますか?」と聞かれます。「何を血迷ったことを言っているの?このドアホ経営者、少しは勉強しろよ。」と心の中で思います。
景気の悪さはまだ始まったばかりなのです。これから段々実体経済が悪くなっていくのです。ところで下のデータを見てください。中小企業の現状です。
中小企業庁統計資料より (単位:万社)
項目 |
1986年 |
1991年 |
1996年 |
2001年 |
2006年 |
中小企業数 |
532.7 |
520.4 |
507.3 |
469.0 |
419.8 |
増減 |
― |
△12.3 |
△13.1 |
△38.3 |
△49.2 |
近年、中小企業数は1年に10万社ずつ減少しているのです。厳しいですね。上記のような質問をする会社はこの消え逝く10万社入り確実です。中小企業の経営者の皆さん!! 日本の人口減少があなたの会社に与える影響は何ですか? 真剣に考えたことありますか?
今、景気は悪くないのです。過去から見れば景気は悪いのですが将来から見れば景気は良いのです。これに気づいてください。過去の中小企業経営は日本の人口増加に伴って中小企業は売上を拡大し社員を増やし利益を出していく規模拡大経営をしていれば生き残ることができました。今思えば、こんな経営は簡単でしたね。
今後の経営は日本の人口が減少するので売上増加を望むことはできません。しかし、社員の給料を増加させて行く必要があります。つまり、売上が減少し固定費は増加する経営環境の中で利益を出す必要があるのです。そんなことできるの?私にもわかりません。でも、やるしかないのです。これをやれない企業は上の消えていく10万社に入ってしまいますよ。
さあ、大変な時代が来ましたね。まず、中小企業経営者はこの売上減少固定費増加という矛盾した経営で生き残るために貪欲な情報収集・経営知識の習得とそれらを経営に生かす実践力が必要です。過去の成功体験はもう通用しませんよ。今回のブログのような辛辣な情報はなかなか手に入りませんよ。このブログを読んだ人はツイていますね。後は実践あるのみです。
さあ、今日もツイてツイてツキまくり、大成功するぞ!!
西田文郎先生を師と仰ぐ 強運会計士 曽根康正
(私は「西田会」 の会員です!!)
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