パンクラス2018年のホーム会場をスタジオコーストにした理由。 | 酒井正和 オフィシャルブログ Powered by Ameba

パンクラス2018年のホーム会場をスタジオコーストにした理由。

パンクラスのホーム会場を選定するにあたりまず物理的な部分で考えると、直径10Mのケージ・デカゴンが収まる事、大会開催前日に行われる計量を考えると日曜日に開催する事、そしてオペレーションを考えると年間10大会開催を同じ会場で開催する事です。その要件を満たす会場選びは非常に困難を極めました。またイベント面を考えると、パンクラスはスポーツ性を強調した総合格闘技を展開していますがスポーツ性が故に興味ない方には敷居が高いコンテンツなので会場スペースを利用した「少しの変化」を与えることで一般の方にも興味を持ってもらう事が可能になると思います。実際一度パンクラスを観戦した方のリピート率は高いので「少しの変化」が可能な場所でないといけないと思っています。物理的な事やイベント面を総合的に考えながら2015年を迎えた時期にホーム会場はスタジオコーストが最適と判断していました。2015年12月からの話し合いを開始しましたがスタジオコーストは人気の会場でもあるし、そもそも年間10回を抑える事や今までやったことのない格闘技単独の利用には難色を示していました。私の提案は現実的ではないと。その後1年近く定期的にパンクラスの活動を報告し理解を示していただき2016年12月初旬にようやく承諾を経て今回の提携となりました。ディファ有明閉館が決定する一週間前の事です。

 

パンクラス・フェス化をテーマにスタジオコースト側と話し合い2018年2月4日ホーム会場として始動しますが、ディファ有明で行なっていたパンクラスらしさを残しつつも独自レイアウトに拘わり定期的に協議を重ね2018年2月4日に備えたいと思っています。特にポイントとなるのは観戦スタイル。スタンディング部分を中心し、来場者がスタジオコースト内の他エリアを自由に行動がとれるようにし楽しんでもらえる空間を提供して行きたいと思います。北米やオーストラリアで行っているスタンディングイベントの視察結果や実験的に行ったヨコハマベイサイドクラブでのオールスタンティング2開催で感触を掴んでいます。また応援する選手目的の来場者に間近で観戦できる環境を作って行きたいと思っています。ホーム会場移行に伴い現在ディファ有明で行なっている柵内関係者席は2018年から撤廃し来場者を優先としたものになるでしょう。スタンディング以外でも観戦スタンドもオリジナルで製作してステージ上に設置をし観戦しやすい空間を演出したいと思います。照明や音響はスタジオコーストが週末に行なっているageHa [アゲハ] を参考に派手に演出を行なっていきたいと思います。会場スペースを利用した「少しの変化」として試合が大型ビジョンで観れるカフェーバーや特設飲食ブース、5月から10月の時期はプールを開放し、「水着を持って観戦」やプールで遊んだりプールサイドカフェバーの利用。そして大型テントエリアでのイベントも同時並行で行っていく予定です。

 

スタジオコーストをホーム会場にすることで今まで実現できなかった企業やアーティストとのコラボ企画、来場者の付加価値サービスの提供や総合的なフェス化が可能になり2018年パンクラスはさらなるステージに向かって取り組んで行きたいと思います。
 
スタジオコースト発表動画→https://youtu.be/M89h56WDc2Y
 
スタジオコースト特設サイト→http://www.pancrase.co.jp/rls/2018/studio.html