3月15日パンクラス 北岡悟対アキラ  北岡悟「日本一決定戦」 | 酒井正和 オフィシャルブログ Powered by Ameba

3月15日パンクラス 北岡悟対アキラ  北岡悟「日本一決定戦」

3月15日パンクラス 北岡悟対アキラ 
北岡悟「日本一決定戦」
--コンディションはいかがでしょうか。
北岡 厳しい練習は先週の土曜日で終わり、今はリフレッシュしているところです。今日はこの公開練習しか動いていなくて、明日も少ししかやりません。水曜日は少し多めに動きますが、あとはドライアウト。減量もうまくいっています。
というか、2010年からもう(減量方法は)大丈夫なので。今、若い子たちがやっているような苛酷な減量ではないですし。
--どのような闘いになるでしょうか。
北岡 厳しい闘い、競った闘いになると思っています。格闘技ですから。
--アキラ選手の印象はいかがでしょうか。
北岡 今パンクラスで、僕と闘うことができる唯一の選手だと思います。この2年間、彼がパンクラスで厳しい闘いをして勝ち抜いて僕の目の前に立っているわけなので。比べるのはチープなことですけど、昨年の大晦日より厳しい闘いになると思います。だから、やる事をやってきました。
--今大会のポスターには「仇討ち」とあります。
北岡 僕にとってはあまり関係ないです。でも、そういうアオリみたいなものをつけるのは、みんなが見やすい試合になるのでいいと思います。語りやすい試合になるというんですかね。でも、個人的には、関係ないといえば関係ない。
--なるほど。
北岡 アキラ選手は、見方によってはケチのつけどころのない、筋の通った選手だと思います。数ある道場の中で五味(隆典)選手のところでやって、僕の前に立つところまで来たんですから。しっかりした選手だという想像は簡単にできます。
--警戒すべきところは、どこでしょうか。
北岡 全部と言えば全部です。でも、逆に言えば、そういうことじゃないと思います、試合というものは。もちろん、相手あってのものなので、相手のことはちゃんと知っています。究極は試合中につかむものですけど、試合の時につかめるというか、向き合う準備はしてきています。
--さて、この大会はテレビ東京で放送される事になっています。これについてはいかがですか?
北岡 大晦日の時は、ケージの中で目立ってやると明言しましたけど、当日が近づいてくるとあまり…フォーカスすべきはそこじゃない。今度の大会にしても、勝手に流してくれるというか、僕はただただ闘うだけです。強い選手と闘う事が見せ物ですから。
--まだ試合前ですが、今後ベルトを狙うとか考えはありますか。
北岡 いろいろ思うところはあります。でも、これ自体は一応、トーナメントの決勝なわけです。
間違いなくパンクラスのライト級の一番強い選手が、DEEPのチャンピオンの僕と闘うということは、誤解を恐れずに言えば、これがライト級の日本一決定戦だと思います。海外に参戦している選手を除けば、これが日本一決定戦なので「この後」を今語ることは、相手だけでなく、この大会に対しても失礼だと思います。
--トーナメント初戦から闘っているのは北岡選手だけです。
北岡 このトーナメントは、僕が好きで飛び出したパンクラスだけれど、定期的に戻って試合をする事ができたツールです。これが楔(くさび)になった部分があります。でも先ほどのテレビの話と同じで、結局は闘いです。僕とアキラ選手の闘い、強い選手と強い選手がぶつかるという事です。
--究極は、シンプルという事ですね。それにしても、北岡選手は、そういったストーリーを持ってくる力があると思います。
北岡 何かで読んだんですけど、年を取って、自分の事を誉めてくれというのが「老害」らしいです。自分はファイターとして年をとりましたけど、トップを張らせてもらっています。
僕こそ日本格闘技界の老害です(笑)。でも、日本人は誰も僕に勝ってないので。そういうです。
--今回は「仇討ち」というストーリー。
北岡 僕は五味選手よりアキラ選手の方が強いと思っています。
ですから「戦極の乱」より、こっちの方が大勝負です。
text.佐佐木澪