デープ・フィンレーが、本気になってSMASHのベルトを奪いに来る=11.24「SMASH.23」 | 酒井正和 オフィシャルブログ Powered by Ameba

デープ・フィンレーが、本気になってSMASHのベルトを奪いに来る=11.24「SMASH.23」

『週刊 矢郷論説委員長のSMASHコラム』第十五回から

やはり、デーブ・フィンレーが恐怖の大王の正体でした!
この事実に沸き立つ控室と、翌日には他団体の選手から「マジで、デーブ・フィンレーが来るの? これは絶対観たい!!」のメールが本当に多数寄せられました。

とにかく、デーブ・フィンレーはプロレスラーから特別視されリスペクトもされている凄いレスラーなのです。

デーブ・フィンレーはなんと、15歳の時からプロレスの起源と言われる、“カーニバルレスラー”として活躍しています。

“カーニバルレスリング”とは、サーカスなどの中で余興としてレスリングをしていた頃のプロレス以前のプロレスの呼称で、“カーニバルレスラー”はプロフェッショナルなレスリングはもちろん、アマチュアレスリング、シュートファイト、ストリートファイト、全ての要素を持ち合わせてなくてはならず、腕っぷしの強い客の挑戦を受けてブチのめす仕事までこなしていました。

カーニバルレスラーは通称“カーニー”と呼ばれ、独特のレスリング・スラングも使い、現在のレスラーでもその会話は解読不能です。そのカーニー出身者で有名なレスラーはハーリー・レイスさん、故フレッド・ブラッシーさんなど、他にも伝説的なレスラーが多数おられます。
(※ちなみに、旧全日本プロレスで付けられたシリーズ名『チャンピオン・カーニバル』はジャイアント馬場さんが、カーニバルレスリングをリスペクトして付けられたものらしいです。他にも『ブラックパワーシリーズ』とかのネーミングもカーニーへのオマージュとの噂。さすがプロレスを愛したジャイアント馬場さんです)


そんな伝説のカーニー最後の生き残りであるというだけでも驚異ですが、このデーブ・フィンレーの恐ろしさは、まだまだ深いものがあります。
これは追い追いに紹介したいと思います。



(TAJIRIブログから)


デーブ・フィンレーが初代SMASH王座に就いたスターバックとどのような闘いをするか、本当に注目です。昨夜、オレはスターバックとの初代SMASH王座決定戦に敗れた

初代SMASH王者の栄冠はスターバックに

それは、まあいい

オレは、精いっぱい戦って敗れた

だから、悔いは微塵もない

それよりも…

来月、11/24のSMASH23 後楽園ホール大会において、スターバックが挑戦を受けなくてはならなくなった「恐怖の大王」の正体は…

デーブ・フィンレー

オレはここに断言する

フィンレーこそは近代プロレス史上において、最強にして最高の選手であると

それは、世界最高峰のプロレス組織であるWWEに所属していた者ならば誰もが認める事実なのだ

ウイリアム・リーガルも、亡くなったエディ・ゲレロも、クリス・ベノワも、誰もが口を揃えてこのように語っていた

「フィンレーこそは、近代プロレス史上において最強にして最高の選手である」…と

ここに一つ、フィンレーにまつわるとんでもなく恐ろしいエピソードを紹介させていただこう

まだフィンレーがWCWに所属していた頃

日本でも超超超有名な、ある巨漢レスラーが控室で威張り腐っていた

要するにテングになっていた

そんな彼の態度を常日頃から良く思っていなかったフィンレーが、ある日とうとうブチ切れたそうなのだ

で、その巨漢レスラーの前に立ちはだかったかと思うや、まるで魔法のようにその大柄な体を空中に放り投げ、腕を締め上げ悲鳴を上げさせうえに、顔面をブーツの底で思い切り踏み潰そうとしたのだ

生命の危機を察した巨漢レスラーは、恐怖のあまり恥も外聞もなく泣き叫び、土下座の命乞いでその後は態度を改めたという…

その巨漢レスラー

あえて名前は挙げないが、その名を聞いたら日本人プロレスファンならば誰もが「嘘だろ!!??」と疑わずにはいられない

それほど恐ろしい男なのだ

「恐怖の大王」の正体である、デーブ・フィンレーという男は…

そんなフィンレーが、本気になってSMASHのベルトを奪いに来る

正直、オレはビビッている

さらに正直に言ってしまうと、オレをくだしたスターバックですら、フィンレーに勝てるとはどうしても思えない

WWEで常日頃からフィンレーを間近で見続けてきたオレには、そうとしか思えないのだ

なにしろ、かつて新日本プロレスのスーパーJrにフィンレーが参加していた頃、あの長州力選手ですらフィンレーの試合となると控室から出てきて必ず彼の試合に注目し、「どうしてアイツはあんなに上手いんだ!?」と感嘆の声を挙げていたというのである

我がSMASHは、とんでもない男に目をつけられてしまった…

しかし、しかしである

それはある意味誇るべきことなのだ

そんな近代プロレス史上最強にして最高と噂される男が、我がSMASHに目をつけてきた

本来ならば、それは誇るべきことなのである

誇るべきことなのだが…

TAJIRIとスターバックの抗争を主軸に走り続けてきたSMASHの歴史が、新たに新章の幕を開けようとしている

奇遇にも、マヤ歴では新たな世界の幕開けとされる10月28日におこなわれたSMASH22を境目として…

●11/24 SMASH23 後楽園ホール PM6;30 スタート

SMASHチャンピオンシップ…スターバック(王者)vsデーブ・フィンレー(挑戦者)

チケットはこちらから>


酒井正和 オフィシャルブログ 「スマッシュの挑戦」 Powered by Ameba