2010年SMASH激動の一年だった。 スマッシュ代表 酒井正和 | 酒井正和 オフィシャルブログ Powered by Ameba

2010年SMASH激動の一年だった。 スマッシュ代表 酒井正和

<プロレス部門>

SMASHナンバーシリーズ

コンセプト
世界最高峰の団体WWEで長年活躍し、レスラーとして最高のステータスを手に入れたTAJIRIがソフト面を、ハード面は酒井が担当する。「自分のやりたいことを好き勝手に実験する舞台。それが、SMASH(プロレス部門)のコンセプトです。本当に、好き勝手にやります。見たいカードを次から次に組んでいきます。アメプロも、ストロングも、ルチャもなんにも関係ありません。ただひたすら、ファンが欲するものを。俺自身も欲するものを。本当にやりたかったことを、好き勝手にやります。」とTAJIRIは語る。「エンターテイメントは感動がなければ駄目。映画のような世界観が必要。それを実現できるのは、世界を知っているTAJIRIさんしかいませんよ。」と酒井。
元WWEスーパースターや日本では知られていない海外の強豪レスラー、世界各国の団体との抗争、さらに女子プロレスラーも参戦。SMASHの舞台を人生交差点と置き換え、様々な人間模様が展開される。対戦構想は外国×日本を基軸に、妖しさも含まれたリアルプロレス的要素もふんだんに取り入れられる。
スマッシュワールド・トライアウト
プロレス部門の特色のひとつ『スマッシュワールド・トライアウト』は、自費で来日した海外のレスラーが、SMASH所属選手を相手に挑む査定試合(「SMASH.1」でトライアウト合格第1号となったMentalloは活躍を続けJCB大会でライガー戦に臨んだ)。SMASH旗揚げ前、オープンしたばかりのSMASHオフィシャルサイトのトライアウト告知(英語とスペイン語による発信)には、アメリカ・カナダ・イギリス・メキシコ・ブラジル・フィンランド・ノルウェイ・インド・韓国・中国など世界各国から、1週間で約50通の申込みが殺到、史上初の日本発トライアウトとなる。



『SMASH.1』
2010年3月26日 東京・新宿FACE(観衆600人=超満員札止め)
旗揚げ戦SMASH.1は、前売り券が約40時間で完売するなど大会前から注目を集め、海外からはTAJIRIとはECW時代からの盟友であるトミー・ドリーマーが参戦し、ハードコアマッチでTAJIRIと一騎打ち。そしてメインイベントでは、2009年3月にハッスルを退団したKUSHIDAが大原はじめと対戦してハッスル時代のリベンジに成功。観衆は600人(超満員札止め)を記録した。

『SMASH.2』
2010年4月23日 東京・新宿FACE(観衆590人=超満員)
SMASH.2では、プロレスラーになることを夢見て香港からやってきたリン・バイロンが、いきなりメインイベント出場の大抜擢を受けてデビュー。また、SMASH新人レスラー第1号として児玉ユースケが、大原を相手にデビュー戦を行った。そして、海外からはTAJIRIのWWE時代からの親友であるユージン(ニコラス・ディンスモア)が参戦。さらに、他団体からはZERO1の田中将斗が参戦し、小路晃、ワールドトライアウト合格第1号のMentalloと3WAYスクランブル・バンクハウス・デスマッチで激突している。

『SMASH.3』
2010年5月29日 東京・新宿FACE(観衆590人=超満員)
SMASH.3では、世界各国から未知なる強豪たちが集結。最大の注目は、北欧フィンランドのプロレス団体FCFが日本初上陸を果たし、“フィンランドの死神”ヴァレンタイン、“北欧の空飛ぶオカマ”ジェシカ・ラブの2選手が参戦。他にも、韓国からは総合格闘技団体PRIDE、UFCの韓国語解説を務めるなどマルチな才能を持つキム・ナンプン、イスラエルからは身長約2mのパワーファイター、ゴーレム・ナイトが出場した。そして、メインイベントでは、KUSHIDAと、新日本プロレスの“ジュニアヘビー級最強外国人”プリンス・デヴィットによる新世代対決が実現。そんな中、セミファイナルでは、TAJIRIがヴァレンタインが保持するFCF王座に挑戦し、死闘を制して欧州タイトルを見事獲得。SMASHに初のチャンピオンベルトをもたらすと共に、世界進出を目指すSMASHにとっては、その大きな第一歩を踏み出す歴史的な一夜となった。

『SMASH.4』
2010年6月25日 東京・新宿FACE(観衆600人=超満員札止め)
前回大会で遺恨が勃発した朱里と華名の一騎打ちがメイン。試合前には旗揚げ時からSMASHに関わっている女性としてSUNAHOリングアナからエールがおくられ、朱里は圧倒的不利の下馬評を覆して右ハイキックで勝利。ファンを感動の渦に巻き込んだ。

『SMASH.5』
2010年7月24日 東京・新宿FACE(観衆590人=超満員)

『SMASH.6』
2010年7月24日 東京・新宿FACE(観衆600人=超満員札止め)
SMASH初のダブルヘッダー興行は両大会ともに超満員の観客を動員。これにともない、JCBホール大会の開催が正式決定した。試合ではFCF総帥・スターバックが初参戦。昼の部では大原、そして夜の部ではヒザの負傷を抱えるTAJIRIにそれぞれ完勝。“北欧の神”としての力をいかんなく見せつけた。さらに試合後には大原がTAJIRIを裏切り、FCFサイドに寝返るという事件も起きた。また、ケガのため欠場となったミッキー・ジェームスの代役元WWEの選手としてTAKAみちのくが急遽参戦を果たした。

『SMASH.7』
2010年8月30日 東京・新宿FACE(観衆600人=超満員札止め)
FCFに寝返った大原がスターバックとのコンビでTAJIRI&小路とメインで対戦。この日もスターバックは圧倒的な強さを見せて、指一本でTAJIRIをフォールして見せた。試合後、なおもTAJIRIに暴行を加えるFCF勢に見かねて助けに飛び込んできたのがAKIRA。スターバックを蹴散らし、次回大会での一騎打ちをアピールした。まら、第3試合終了後にはJWP勢が乱入。女子プロ改革マニフェストを発表した華名と舌戦を繰り広げる場面も見られた。

『SMASH.8』
2010年9月24日 東京・新宿FACE(観衆600人=超満員札止め)
メインではAKIRAがスターバックをあと一歩まで追い込む激闘を展開。これに心を動かされたTAJIRIがリターンマッチを表明した。大会前から名前で注目を集めたカゲマングロは“とんだ一杯食わせ者”だった。朱里はKAORU相手にハードコアマッチに初挑戦。竹刀を振り回すなど、これまでとは一味違った姿を見せた。

『SMASH.9』
2010年10月30日 東京・新宿FACE(観衆590人=超満員)
SMASH初のビッグマッチ11.22『SMASH.10』JCBホール大会の前哨戦となったこの大会。メインイベントでは、KUSHIDAがOVEヘビー級王座に挑戦。悲願達成を目指すKUSHIDAが王者マイク・モンドと一進一退の攻防を繰り広げたが、あと一歩のところで涙を呑んだ。試合内容はSMASHでも屈指のベストバウトとなり、旗揚げからの成長をKUSHIDAは証明した。セミファイナルでは、“スターバックの天敵”ではないかと推測されるディミトリ、オーメンなる2選手がそれぞれフランス、イタリアから襲来。過去にスターバックと対戦経験があるTAJIRI&AKIRAが闘ったところ、ディミトリ&オーメンは天敵ではないことが判明した。
『SMASH.10』に向け、最終関門のエル・サムライ戦を突破したMentalloが“憧れのヒーロー”獣神サンダー・ライガーとの一騎打ち。「組むか?闘うか?」で揺れていた朱里&華名の前に、アイスリボンのさくらえみが登場、『SMASH.10』参戦の意向を表明した。

『SMASH.10』
2010年11月22日 東京・JCBホール(観衆3,200人=超満員札止め)
JCBホール初進出となる『SMASH.10』は、超満員札止めとなる3,200人を動員した。メインイベントではTAJIRIが宿敵・スターバックから悲願の初勝利を挙げ、FCFチャンピオンシップを奪回。セミファイナルではKUSHIDA、木高イサミ(ユニオンプロレス)、スペル・クレイジー組vs.大原はじめ、ヘイモ・ユーコンセルカ、ジェシカ・ラブ組がハードコアマッチで激突。会場全体を使った大乱闘で選手たちが次々と流血に追い込まれる中、イサミの好アシストを受けたKUSHIDAがラダーの上からのミッドナイトエキスプレスでジェシカに勝利。朱里、華名組vs.さくらえみ(アイスリボン)、米山香織(JWP女子プロレス)組は、数々の遺恨が絡み合うハードな戦いに。「SMASH.4」および「SMASH.5」で一騎打ちを行い、犬猿の仲であった朱里と華名の初タッグに加え、9.19JWP新宿大会で髪切りマッチを争って以来となる米山さくらタッグ、女子プロ界に対し強い発言力を持つさくらと華名のライバル対決、さくらとの対戦を熱望した朱里との初対決など、どの顔合わせにも注目が集まる中、華名の裏拳によるアシストを受けた朱里がハイキックでさくらに勝利。試合後はJWP無差別級王者の米山が朱里に対し、「シングルでぜひやりたい。ベルトを賭けて戦いたい」とSMASHでの防衛戦の実現をアピールしたのを受け、朱里も「評価してもらえてうれしい。ぜひベルトを狙いたい」と呼応した。かつて全日本プロレス、プロレスリング・ノアなどで活躍した大森隆男が第0試合のワールド・トライアウトに出場。最近は石川・金沢で家業の旅館経営に携わり、プロレスのリングから遠ざかっていたが、久々の大舞台に気合十分の大森は必殺技のアックスボンバーで巨体のビヨンセンに快勝。また、今大会より往年のレジェンド選手を招聘する新企画『ワールド・レジェンド・リバイバル』がスタート。第1弾選手として、ブッチ・ミラーとのザ・ブッシュワッカーズで活躍したルーク・ウィリアムスが来日した。

『SMASH.11』
2010年12月11日 東京・新宿FACE(観衆600人=超満員札止め)
メインイベントで行われた『ワールド・レジェンド・リバイバル』では、“放浪の殺し屋”ジプシー・ジョーが参戦。若手時代、日本に滞在していたジョーの世話役を務めたことがあるTAJIRIが、ジョーと一騎打ちで対戦した。また、この試合では元国際プロレスレフェリーの遠藤光男が特別レフェリーを務めた。試合では、グラウンド、場外戦でTAJIRIとやり合うなど、日本では約8年ぶりの試合となるジョーが大奮闘。さらに、試合終盤では、TAJIRIが振り下ろしたパイプ椅子をジョーが頭で受けて逆に2個連続で壊してしまうなど往年のパフォーマンスを発揮し、試合には敗れたものの熱狂した観客から「ジプシー・ジョー!」コールの大声援が送られた。 また、セミファイナルではSMASH初参戦となった“スターバックの天敵”マイケル・コバックが、FCF総帥スターバックの敵討ちに燃える大原はじめと対戦。あえて大原の技をひと通り受け切って余裕の表情を見せたコバックは、怒涛の反撃で大原に完勝。TAJIRIが持つFCF王座挑戦をアピールした。 他にも、SMASH初参戦の鈴木みのるが小路晃と対戦し、戦前の「小路く~ん、プロレスをなめんなよ!」という言葉通りの貫禄を見せつけて完勝。タッグチームとして本格的に動き出したKUSHIDA&Mentalloは、リン・バイロン&ゴーレム・ナイトを相手に息の合ったチームワークを披露し、来年以降の躍進を予感させるファイトを見せた。さらに第1試合では、『SMASH.10』に続いて大森隆男が参戦し、SMASH生え抜き新人第1号の児玉ユースケと対戦。大森は気持ちの入ったファイトを披露し、レギュラー参戦への可能性を残した。 また、第2試合のタッグマッチで対戦した朱里と米山香織は、試合後に12・24『ハプニングEve'』新宿FACE大会での一騎打ちが決定。JWP認定無差別級王者である米山は、12・23JWP後楽園大会でNEO女子プロレスの田村欣子と同王座を賭けて闘うが、この試合で米山が王座防衛に成功した場合、朱里との一戦はタイトルマッチとなる。

SMASH初のスピンオフ企画

『ハプニングeve'』
2010年12月24日 東京・新宿FACE(観衆570人=超満員)