「SMASH.8」が24日、東京・新宿FACEで開催され、超満員札止めとなる600人を動員した。 | 酒井正和 オフィシャルブログ Powered by Ameba

「SMASH.8」が24日、東京・新宿FACEで開催され、超満員札止めとなる600人を動員した。

「SMASH.8」が24日、東京・新宿FACEで開催され、超満員札止めとなる600人を動員した。
 今大会のメーンイベントではスターバックvs.AKIRAによるフィンランドFCFチャンピオンシップが行われ、壮絶な死闘の末にFCFの総帥・スターバックがパイルドライバーでAKIRAをねじ伏せ、初防衛に成功した。

 一度は奪われたFCF王座のベルトを、7.24「SMASH.6」(新宿FACE)でTAJIRIから奪い取ったスターバックは、この日も王者の貫禄十分でAKIRAを粉砕した。
 序盤は、プロレスデビュー25年の集大成を見せるべくAKIRAが猛攻を仕掛け、エルボーや関節技でスターバックを痛めつける。気迫で王座奪取を狙うAKIRAは、会場の「AKIRA」コールを背にヒザ十字でスターバックを締め上げると、低空ドロップキックを放つ。スターバックも反撃を見せ、フェースロック。両者ともに譲らない激しい攻め合いは、互いに足をひきずりながらもベルトへの執念を見せる。最後はAKIRAを捕らえたスターバックが必殺のパイルドライバーで突き刺し、3カウントを奪取した。

 試合後、初防衛に成功したスターバックは「今までいろいろなSMASHの選手たちと戦ってきましたが、AKIRA選手が一番ハングリー精神が強くて、肉体的な強さも持っているタフな対戦相手でした」とAKIRAの健闘を賞賛。一方、試合終了後にリング上に現れ、王座挑戦を表明したTAJIRIについて「過去に2回もパイルドライバーで沈めているのに、何を言っているのか分からない。挑戦してくる意味がまったく理解できない。これ以上、彼に対して何を証明したらいいか分からない」と怒りをあらわにした。そして最後に「誰でも来い。誰が来てもおれのパイルドライバーの餌食になる。ぶっつぶすだけだ」と、新たな挑戦者に向けて王者の威厳を見せつけた。

 また、王座挑戦に失敗したものの、気迫のこもった激しいファイトで観客を魅了したAKIRAは「いい夢見させてもらいました。本当に悔いはないです。負けてしまったけれど、満足しています。おれを応援してくれた方々に感謝したいです。彼らのためにも、おれはまだチャンレジし続けます」と清々しい表情。そして、TAJIRIにベルト奪回を託すと、TAJIRIも11.22JCBホールでの王座挑戦を表明した。

■「SMASH.8」
9月24日(金)東京・新宿FACE

<メーンイベント FCFチャンピオンシップ>
○[王者]スターバック
(17分13秒 パイルドライバー→片エビ固め)
●[挑戦者]AKIRA
※王者スターバックは初防衛に成功

<セミファイナル 6人タッグマッチ>
○TAJIRI、KUSHIDA、小路晃
(13分44秒 バズソーキック→片エビ固め)
大原はじめ、ジェシカ・ラブ、●カゲマングロ

<第4試合 ハードコアマッチ>
●朱里
(9分48秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め)
○KAORU

<第3試合 タッグマッチ 時間無制限1本勝負>
リン・バイロン、○ゴーレム・ナイト
(6分51秒 ラリアット→片エビ固め)
●キム・ナンプン、ケニー・ラッシュ

<第2試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負>
○華名
(5分11秒 アンクルホールド)※ギブアップ
●野崎渚

<第1試合 シングルマッチ 時間無制限1本勝負>
○児玉ユースケ
(5分49秒 横入り式エビ固め)
●ジ・アッチィー