華名選手7.24SMASH5直前インタビュー | 酒井正和 オフィシャルブログ Powered by Ameba

華名選手7.24SMASH5直前インタビュー


前回6・25『SMASH.4』(新宿FACE)のメインイベントで、女子プロレス史に残る死闘を演じた朱里vs華名。この2人が、7・24『SMASH.5』(新宿FACE)にて再び相まみえる! 初対決では朱里に敗れた華名だが、己の理想を具現化させるために掴んだ“最高の生贄”である朱里を易々と手放すわけにはいかない。そんな中で、再戦を直前に控えた華名に、朱里戦への意気込みを聞いてみた。


■「今度は、朱里ちゃんにネクストゾーンを走るためのクルマになってもらう」
――朱里選手との再戦が間近に迫ってきましたが現在の心境は?
華名 なんか、めっちゃ楽しみになってきましたよ。
――めっちゃ楽しみですか?
華名 はい。勝敗はもちろんなんですけど、その先にあることを考えたら今はめっちゃ楽しみですね。前回の朱里ちゃんとの試合では、各メディアから一定の評価を受けてましたし、『週刊プロレス』の表紙にも、「絶賛の嵐! 朱里vs華名に女子プロレスの光を見た」っていう見出しがあったじゃないですか。そやから、光のその先を私らが提示していこうと思ってます。まあ、前回は朱里ちゃんがネクストステージへの扉を開くカギやったんですけど、今度はネクストゾーンを走るためのクルマになってもらおうと。
――クルマですか?
華名 朱里ちゃんがクルマで、私はドライバーです(笑)。
――華名選手が乗りこなしてしまうということですか?
華名 まあ、私ぐらいのクラスになると、他で勝負できるのはミハエル・シューマッハ(F1ドライバー)くらいかなと。こんなこと言うたら、また怒られそうやけど(笑)。


■「朱里ちゃんの人生が続く限り、華名の幻影が常に隣り合わせになることを楽しんで欲しい」
――先月30日に朱里vs華名の再戦が決定した会見から心境の変化というのは?
華名 私、髪を切ったんですよ。日本には元々、願掛けというか、何か事を成し遂げる前に髪を切るっていう風習があると思うんですけど、今回髪を切ったのはそれと同じようなもんですよね。要するに、これからSMASHで始めることへの敬意と決意です。
――敬意と決意?
華名 今まで髪についてきた穢れ(けがれ)を落とすじゃないですけど、「これからは未来しか見せへんぞ」っていう個人的な気持ちの整理をつけるためですね。
――朱里選手が、12日の会見で華名選手のことについて「ちょっと華名の言ってることが薄気味悪く感じる。街を歩いていても不安に感じるし、夜も震えが止まらない。今考えるだけでも恐怖」「あのときは試合で感動したので(再戦を)決めたけど、試合を受けなければよかった」と言っていましたが、この発言に関してどう思われますか?
華名 まあ、その意味はめっちゃよくわかります。だって、私の存在や言動は、朱里ちゃんにとっては不安になるんちゃいますかね。そもそも過去に前例のない試みをするわけやから、その道具になっている朱里ちゃんは、言わば実験体じゃないですか。要するに、実験される側は常に不安が付き物やと思いますよ。
――それはつまり、「朱里の感情や試合は、この私の手の中にあります」「私はすでに朱里の感情を侵食しています」という華名選手の発言に繋がっているということですよね?
華名 そういうことですね。まあ、私は人を追い詰めるのが趣味みたいなところもあるんで(笑)。「どうやって追い詰めたろかな?」っていうのは、夜になったら常に考えてますよ。そやから、きっと朱里ちゃんはこの先、私と切っても切れない関係を感じるはずです。って言うのも、前回の試合であれだけのインパクトを残したんやから、それは一生、私との試合と比べられることになりますからね。まあ、朱里ちゃん自身でも比べてしまうことになるんとちゃいますか。朱里ちゃんの人生が続く限り、華名の幻影が常に隣り合わせになることを楽しんで欲しいなと。私は朱里ちゃんの感情を理解しているので、無駄な抵抗はせずに身をゆだねて、私の手のひらの上でコロコロ転がり続けてもらいたいですね。
――改めて華名選手から朱里選手に伝えたいメッセージはありますか?
華名 朱里ちゃん、私たちが女子プロレスのイニシアチブを握っているよ。女子プロレスの光の先は、光を見せた私たちが未来を提示していこうね♡♡♡……と、言いたいところなんですけど、朱里ちゃんはアホすぎて意味がようわからんだろうから、アホはアホなりに黙ってついてきたらええがな、ということですね。
――それでは最後に、SMASHファンへのメッセージをお願いします。
華名 今度の試合で私の理想を具現化できた暁には、セカンドワールドを創造するために必要な“マニフェスト”を披露させていただきます。前回は朱里ちゃんに生贄となってもらいましたけど、今回は今後に繋げるための実験体となってもらいますので、実験の生鑑賞をどうぞ楽しんでください。


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