5・29『SMASH.3』AKIRA選手直前インタビュー! | 酒井正和 オフィシャルブログ Powered by Ameba

5・29『SMASH.3』AKIRA選手直前インタビュー!

5・29『SMASH.3』AKIRA選手直前インタビュー!

スマッシュの挑戦!





5・29『SMASH.3』(新宿FACE)にて行なわれる『ワールドトライアウトマッチ』で、ゴーレム・ナイトと対戦するAKIRA選手に試合へ向けての意気込み、そしてSMASH参戦への思いを聞いてみた。


■「僕にとっては大きな課題でもあり、新たなるチャレンジ」
――SMASH参戦をTAJIRI選手から打診されたときの心境はいかがでしたか?
AKIRA 会見のときに「ベテランで名のある選手」と紹介されて、いささか出にくかったですけどね(笑)。ただまあ、TAJIRIさんとは、以前にトレーニングジムで顔を会わせたときも「いまプロレスがやばいですよね。でも、TAJIRIさんなら、WWEっぽいのをやったら絶対にうけるかもしれないんじゃない?」っていうような話はしてたんですよ。と言うのも、WWEが好きなファンっていうのはプロレスをよく知ってもいるし、他のエンターテインメントに関しても敏感に反応するんじゃないかなって僕の中では思っていて、TAJIRIさんだったら、そういう人たちの反応を感じ取りながら広く世間一般にまで伝えるセンスがあるんじゃないかなと期待してたんですね。だから、参戦に関してもその可能性を感じていたから受けさせていただいたっていうのはありますよね。
――SMASHという団体そのものについてはいかがでしょうか?
AKIRA 『SMASH.2』の試合映像を見させてもらったんですけど、本当に感動しましたよ。団体として産声をあげたっていうフレッシュな部分と、選手のみんなが一生懸命プロレスに取り組んでいる姿に、僕は素直に共感できましたね。それと同時に、TAJIRIさんは純な気持ちでプロレスをSMASHというリングでやろうとしているんだなっていうのもわかりました。
――フレッシュという部分で、TAJIRI選手を除けば、大原はじめ選手がキャリア6年、あとの他の所属選手は3年以下ということになるんですが。
AKIRA でも、選手たちからは、プロレスというものに対して凄く本気を感じるじゃないですか。だから、自然とみんなのキャラクターっていうのも伝わってきますし、大会を見終えた後に「こういうドラマだったんだな」っていうのが頭の中にきちんと残るんですよね。そういう部分では、しっかりとした物を作っているんだなっていう印象を受けましたよ。
――SMASHの所属選手の中で印象に残っている選手はいますか?
AKIRA 小路選手ですね。この前の3WAYマッチでも凄く爆発してたじゃないですか。総合格闘技をずっとやっていて、あの試合形式での爆発の仕方は単純に凄いなと思いましたよ。そして、小路選手にああいう試合をマッチメイクしたTAJIRIさんのセンスっていうのもまた凄いと思いましたし、それをまたきちんとやれる選手、現場っていうのもいいですよね。やっぱり大きい団体だと、みんなが怖がって何も手が付けられないところがどうしてもあるんですよ。
――怖がって何も手が付けられなくなるというのは、具体的にはどういった部分になるのでしょうか?
AKIRA ある程度のキャリアを重ねてしまうと、変化することに怖がって、結局は現状維持で勝負していくところに落ち着いてしまうじゃないですか。やっぱり大きい所にいるとそうなってしまうのかな。
――そういった部分で、変化する、あるいは常にチャレンジしていくことに対して、AKIRA選手ご自身の中ではどう捉えていらっしゃるのでしょうか?
AKIRA やっぱりレスラーとして、そういう変化だったりチャレンジする機会を与えてもらえるっていうのは凄くうれしいもんですよ。
――AKIRA選手には、プレイヤーとしての能力はもちろん、SMASHの全体的レベルアップであったり、若手選手の育成という部分でも大きな期待がかかると思われるのですが、その点についてはいかがでしょうか?
AKIRA 僕にとっては大きな課題でもあり、新たなるチャレンジでもありますよ。それをしっかりと務めるというのは半端な気持ちではできないですからね。
――育成という部分に関して、AKIRA選手は現在、パーソナルトレーナーとしても活躍されていますが、パーソナルトレーナーを始められたきっかけというのを教えていただけますでしょうか。
AKIRA 自分の身体を材料にトレーニングしていくうちに、これを人に教えることができたらカネになるぞと(笑)。やっぱりプロレスを辞めた後のセカンドキャリアを考えたときに、プロレスだったり、役者だったり、自分がこれまで培ってきた経験を活かせるのがパーソナルトレーナーという仕事なのかなと。だからこそ、身体が動けるうちにチャレンジしようっていうところから始めたんですよね。
――人に教えることで、AKIRA選手ご自身の中で得られる物というのはありますか?
AKIRA パーソナルトレーナーと言っても、そんなにかっこいい職業でもなんでもなくて、人と人との関わりが大事なんですよね。本音で向き合わないといけないし、自分がプロレスラーだからと言って傲慢な態度を取っていたら、誰も言うことは聞かないだろうし、そんなトレーナーはどこも雇ってくれないですから(笑)。だから、パーソナルトレーナーを始めたことで、自分の中の世界がガラッと変わったというか、人間としても凄く成長できてますし、素直にいられますよね。

■「本当に未知の選手だけあって、あまりにも情報がない(笑)」
――試合のほうに話を移しますと、5・29『SMASH.3』(新宿FACE)では、エルサレム出身のゴーレム・ナイトという未知なる選手を相手にすることになりました。
AKIRA 実際に試合映像を見てきちんと研究したいところなんですけど、本当に未知の選手だけあってあまりにも情報がないというね。どんな選手なのかもイメージできないし、ちょっとピリピリしてますよ(笑)。でも、そういった部分も含めて自分にとっては新たなるチャレンジなのかなと。だからこそ、心して挑んでいきたいですよね。
――『ワールドトライアウトマッチ』という枠の中で、AKIRA選手には査定人という役割もありますが、その点についてはいかがでしょうか?
AKIRA それが査定人として通用するのか、もしかすると相手は巨漢ファイターということで制御不能になるくらい暴れまわる可能性もあるわけですよね。だから、査定人という立場ではあるけれど、逆に見ている側からすれば自分も査定されるのかなっていう感覚もあるし、プロレスラーとしてこの状況っていうのはタフな物でもありますよ(笑)。
――最後にSMASHファンに向けてメッセージをお願いします。
AKIRA SMASHという物凄い可能性を秘めた団体に参戦するということ、僕自身、楽しみでもあり、新たなるチャレンジでもあるので、その部分を見ていただけたらなと思います。


■5・29『SMASH.3』(新宿フェイス)全対戦カード(開場17:00 試合開始18:00)

[メインイベント]
KUSHIDA
vs
プリンス・デヴィット(新日本プロレス)

[セミファイナル]FCFチャンピオンシップ
ヴァレンタイン(王者)
vs
TAJIRI(挑戦者)

[第3試合]
小路晃&朱里&児玉ユースケ
vs
キム・ナンプン&Mentallo&リン・バイロン

[第2試合]
大原はじめ
vs
ジェシカ・ラブ(FCF)

[第1試合]ワールドトライアウトマッチ
AKIRA
vs
ゴーレム・ナイト