TAJIRI選手の世界観。 | 酒井正和 オフィシャルブログ Powered by Ameba

TAJIRI選手の世界観。

TAJIRI選手が「SMASH.1」の見どころについて語った。

一部抜粋しました。

■第1試合:TAJIRIvs.Mentallo

「ワールドトライアウト」でMentalloと対戦するTAJIRIは未知の強豪の実力を査定するのが楽しみとも【t.SAKUMA】TAJIRI 普通は日本側から外国人選手を呼ぶじゃないですか。だから、ある程度の活躍をした選手じゃないと引っかかってこないんですけど、この「ワールドトライアウト」は日本からは絶対に見えないような現地の若手レスラーや、偏屈で表舞台に出れないファイターなど、日本になかなか来れないレスラーが乗り込んでくる企画だと僕は思っているんですよ。

――すでに、世界各国のレスラーから「ワールドトライアウト」に応募が届いているとのことですが?

TAJIRI 今回のMentalloに関しては、カナダのエスキモー居住区から来る選手なんですよ。あと面白い所では、南アフリカやイスラエルからも応募が届いてますね。そんな所にプロレスがあったなんて、僕も初めて知りました(笑)。

――まだ未開拓のマーケットが世界各国には存在するということですね

TAJIRI で、今回思ったのが、3・26「SMASH.1」(新宿FACE)に向けての流れがある中でファンの反応を見ていると、知ってる物の中で安心するプロレスというか、見る側の視野というか空間がどんどん狭まっているような気がするんですよね。結局は、自分の守備範囲でしか生きていないというか、そういう風潮を破壊するためにも、この「ワールドトライアウト」をやりたいんですよ。

――そんな中で、トライアウト第1弾として今回やって来るMentallo選手についてはいかがでしょう?

TAJIRI Mentalloなんかは、本来であれば日本とはビジネスをしたことがないようなテリトリーで闘ってるレスラーなので、本当の意味での“未知の強豪”じゃないかと思います。実際に、カナダのインディーマット界ではかなりの実績も残してるみたいですからね。あとは、このトライアウトでその実力が発揮できるのかという楽しみもあるし、もしかしたら、このトライアウトに向けて彼なりにスタイルをアレンジしてくるかもしれない、そういう部分での楽しみも査定をする僕の中ではありますね。

――トライアウトの結果によっては、今後、SMASHへのレギュラー参戦という道ももちろん開けてくるわけですよね

TAJIRI WWEでのトライアウトもそうなんですけど、まずは試合をしてもらって、もちろん勝ち負けはあるんですけど、その後にみんなで映像を見て、いろいろチェックするんですよ。それで多角的な方面から見て判断すると。だから、その場では結果というのが出ないんですよね。だけど、僕にいきなりピンフォール勝ちをするような選手が出てきたら話は別ですねえ(ニヤリ)。本来であれば日本に来れないようなレスラーがこれから続々とやって来るわけなんですけど、彼らにとっても人生を大きく変えるきっかけになるはずです。プロレスが果たすべき役目というのは、究極的なところで言うと、そういった「プロレスで人の人生を変える」ということだと思うんですよね。

――プロレスで人の人生を変える

TAJIRI 僕もプロレスに影響されて、今こうしてすてきな人生を歩んでいるんで、見る人も、やる人も、この企画を通して何かをつかむきっかけになってくれればと思います。それこそ、SMASHのリングで注目を浴びて、日本にあるもっと大きな団体にサクセスしてくれても僕は全然構わないですよ。むしろ、僕はそうなって欲しいと思ってます。きっと彼らも、日本が視野に入ってる以上、新日本プロレス、全日本プロレスなどのメジャー団体に進みたいと思ってるはずなんですよね。それこそ、逆上陸してWWEに進んでもらってもいいわけですから。そういう成功への過程も、この企画の中で見せることができればと僕は思ってますし、Mentalloにも期待はしています。彼も凄いモチベーションでこの試合に臨んでくると思うので、そこは僕がきっちりとリング上で闘って判断したいと思います。

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「ワールドトライアウト2010」は「SMASH」の可能性を最大限に引き出す可能性があるコンセプト。

今年は世界各国から多くのプロレスラーが「SMASH」参戦するだろう。

TAJIRI選手の世界観がなせる技。

楽しみである。