ホワイトバンド | パリジェンヌに憧れてンヌ!

ホワイトバンド

ホワイトバンド。

最近、巷ではホワイトバンドというものが流行っていて、何て言うか、
ホワイトバンドを身に着けて、貧困に困ってる人をみんなで助けようぜ!!
的な運動みたいです。

まぁ、上のような言い方をすると御幣が生じてしまいそうですが別に僕は気にしません。

そのホワイトバンドの風貌から、ファッション感覚で身に付けてる人も多く、
そういったファッション的な意識からでも貧困について考えるのは機会を持つというのは良いきっかけだと思います。

僕なんかは、募金箱を見れば募金を素でしてしまうような優しい男、
いわゆる優男なんですが、実はホワイトバンドに関してはあまり積極的ではなかったんです。

ホワイトバンドをつけたらそれで満足か?
ほんなら募金でもしろよ!!


みたいな、どことなくホワイトバンドに偽善じみた考えを持ってしまうんですよ。
あと、何より流行が大嫌い。

本当に人間がひねくれてる。

あと、ホワイトバンドには白のみならず、黄色や青など様々なカラーが存在し、
「その色どこで買ったの?」
みたいな目地らしい色を身に付けたくて、ホワイトバンドの基本概念を無視した輩がいるというのも嫌です。

ちなみに、ホワイトバンドの色に活動の目的が様々違っていて、
例えばお馴染みの白は、貧困撲滅。
黄色なんかは癌撲滅。
などなど…。

どの色でもホワイトバンドは貧困撲滅運動だと思ってる人が多数いることでしょう。

で、更に勘違いして欲しくない事といえば、

ホワイトバンドの売り上げ自体は、
アフリカの子供達には一円も行ってない。


という事実。

ホワイトバンド


上のグラフを見て分かるように、政治活動資金と製造コストに売り上げは全部使われてるんですよ。


ホワイトバンドを買って、それを腕に付けて募金した気分になってないでしょうか?


その辺りは公式サイトにも書いてあるのですが、それでも

政治活動といったって300円のホワイトバンドの28円分しか金が使われておらず、その活動もいたって不明確。


調査とか活動って何してんの?って話しです。


確かに、貧困について考えるきっかけとなるのはいいことなんですが、

何かこういう胡散臭さが僕は好きじゃないんです。


何よりその存在自体が偽善じみてる。

ひねくれ者の僕には肌に合いません。


ホワイトバンドで貧困について考えるようになった人が少しでもいるんだろうから、その効果といえば絶大なもんなんでしょう。

それは凄いと思う。
でも、そんなんを既に知ってるんだったらホワイトバンドつけただけで満足してないで、募金の一つでもしようぜ。

偽善者より。