ハングリースパイダー | パリジェンヌに憧れてンヌ!

ハングリースパイダー

本名や素性が知られたくないときに使う偽名。
人はそれを源氏名と呼ぶ。

その起源なんかは無知である僕には知るよしもないし、
調べようとも思わないのだが、太古から伝わるエロ話しである
『源氏物語』からきてるのは何となく想像できます。

日常生活において、今の世の中何が起こるか分からないわけです。
その点においては、キャバクラ嬢が源氏名を名乗るのは正解だし、
現実と二次元の世界がごっちゃになって、キラ対策に源氏名を名乗る
ラリった人もある意味正解だと思います。

だからと言って、実際に源氏名を名乗る人と出会うのは、
夜の世界に飛び込まなくてはならないわけで、
まだまだ若造のケツの青い僕なんかは、
まだ10匹くらいの夜の蝶々としか出会ったことがありません。

しかし世の中には何事にも例外があるように、
ある日、夜の蝶以外に源氏名を名乗る人に遭遇しました。
蝶というか蜘蛛(クモ)。
スパイダーです。

オカマの金ちゃんとの関係が発覚したマッキーが歌うように、
クモってのは本当にハングリー。
ハングリースパイダーなわけです。

例に漏れることなく、僕もそのクモの巣に引っかかっちゃったのですが、
ある日、僕を引っ掛けたこのクモが、
僕の本来知っていた名前とは別の名前で自らを呼ぶわけです。

あっ、言っちゃった。
みたいな雰囲気の中、

「別にもう信頼できる人だからバレてもいいや。」

なんて言うクモ。

僕のショックは計り知れないものがありました。
だって友達だと思ってたのに偽名使われてるんだぜ。

なんてことは全くなく、
所詮相手は蝶以上にタチの悪いハングリースパイダーです。

用心深い僕がそんなことを考えないはずがありません。

だって僕の心中では、絶対に結婚詐欺系だと思ってましたもん。
こんなに簡単にエサが落ちてるわけがない。
僕が隙を見せれば、金目の物を盗んだり、カードをスキミングしたり…。
こんな最悪の事態まで考えてました。

源氏名なんて想定の範囲内です。

しかしいくら想定してようが、そんなスパイダーを僕の部屋に1人残して
出かける僕はアホ以外何者でもないでしょう…。