観覧車 | パリジェンヌに憧れてンヌ!

観覧車

某番組でふかわりょうがスケルトンハウスに住む男という企画で
横浜にやってきた。

僕と友達でふかわを見に行ったのだが仕事中で不在。
仕方ないので帰ってくる予定時刻まで時間を潰すことにした。

しかし予定時刻になってもふかわは帰ってこない。
時間つぶしのネタも尽きた。

そこで男2人観覧車に乗ることになった。

季節はクリスマス前でイルミネーションが綺麗だ。
観覧車の行列にはカップルしかいない。

ここに並ぶのはとても勇気がいることだ。

勇気とは自分に打ち克つこと!!

そう自分に言い聞かせて僕たちは禁断の地に足を踏み入れた。

いざ観覧車に乗ろうとすると驚愕的事実が発覚!
「ただ今大変混雑しておりますので合い席でお願いします」

そんなの聞いたことがねえ!!!

観覧車なんて個室でイチャイチャするところじゃないのか?
俺たちは赤の他人のイチャつきを見せ付けられなければならないのか?

しかしよく考えれば本当の災難は相手側である。
合い席の相手もカップルならそれぞれが自分たちの世界に没頭すれば良いだけである。

僕はこの時の相手の露骨に嫌がった顔を生涯忘れないだろう。

観覧車に乗ると相手は即効無視である。
こちらを見ようとしない。

「あ、あそこ綺麗だよ!」

そんな会話が聞こえる。

だから僕たちも負けずに言った。
体を寄せ合い、腕を組みながら
「あ、あそこ綺麗だよ!」
と。

こっちを見た!!

もうこの時点で僕たちの勝ちである。
あのカップルは僕たちの行動が気になって夜景どころではなかった。

もちろん観覧車から降りるときも腕を組みながら降りた。
係員もびっくりだ。
もやは人の目など快感にしか感じない。

結局、本来の目的であるふかわはあまり見れなかったが
僕たちはそれ以上の何かを手に入れた気がする…