ファーストキス
ヒデオは自分でむしった自分のチン毛を食べ始めた。
中学のときの友人だが、彼は基本的にチン毛が好きだった。
学校のグラウンドにチン毛をまいたりもしてた。
多分チン毛の木が生えてくるとでも思ったのだろう。
そんな変態にも関わらず、彼はそれはもう男前だった。
身長だってかなり高かったし、運動神経も良かった。
あと、ギターもうまかった。
タッキー&翼の間に割って入っても違和感がないくらいの男前。
ただ、いくら男前でも思春期でも公衆の面前でチン毛を食べるのはやりすぎだと思うが、男前であるが故にちゃっかり彼女がいた。
そんなヒデオと僕はとても仲がよく、自転車通学だった僕たちは
部活後は毎日一緒に帰っていた。
それはもう恋人の如く、ストロベリートークで下校したものだ。
しかし、ある日のことだった。
ヒデオのストロベリートークの相手がリアル彼女に変わった。
そこで僕は一人で帰る羽目になるかと思えば、そうではなかった。
何と、ヒデオの彼女の友達の山田さん(実名)がもれなく僕に付いてきたのだ。
山田さんは人より少し顔が劣っている人で、
別にそれだけなら一緒に帰るのはいいのだが
TOO SHY SHY BOYの僕は何より女の子と一緒に帰る事自体が
恥ずかしくて重度の拒絶反応を起こした。
これが骨髄移植なら即死してるくらいの拒絶反応。
ここで僕がとるべき行動はただ一つ。
僕はチャリを必死でこぎ、全力疾走で逃げた。
しかし山田さんも必死で追ってくる。
その姿は魚雷と見間違えるほどだった。
本気で僕と帰りたいらしい。
俺の下校時のストロベリートークはヒデオのためにあるんだ!
貴様のためじゃねぇ!!
そう思っていたのもつかの間。
何と、ヒデオとヒデオの彼女も必死になってチャリをこぎ、
僕たちのイタチごっこを見ているではないか。
何なんだ、くそっ。
見世物じゃないんだよ。
奴らはグルだった。
僕に思いをはせる山田さんを僕とくっつけようとしてたのだ。
さすがに捕まることはなかったが、そんな日が1週間ほど続いた。
地獄の1週間である。
何が悲しくて競輪選手並に必死でチャリをこがなければならないのか。
程なくして諦めてくれたのか、やっと穏やかな日常が訪れた。
しかし僕の心中は穏やかではなかった。
この恨み、いかにして晴らしてやろうか…。
当時、僕たちの間ではキスの真似事が流行っていた。
男がキスをしにきたら男は誰だって嫌がる。
そんな心理を利用し、一体どれくらい近くまで我慢できるか。
そんな根性試し的なゲームだ。
これを利用するしかない。
ある日の体育館の更衣室。
「やめろよ~、近いって」
とか、
「お~、もう触れそうなとこまでいってた!」
とか、相変わらずのことが行われていた。
そして僕は奪ってやった。
ヒデオの唇を!
それはもう濃厚なやつをしてやったさ。
リスクは大きかった。
何せ、自らのファーストキスを犠牲にしたのだから。
でも僕は思った。
ざまぁ見やがれ。
お前の大好きなヒデオのファーストキスを奪ってやったぜ!
ファーストキスは復讐の味。
はて?
僕のしたことは合ってたのだろうか…?
中学のときの友人だが、彼は基本的にチン毛が好きだった。
学校のグラウンドにチン毛をまいたりもしてた。
多分チン毛の木が生えてくるとでも思ったのだろう。
そんな変態にも関わらず、彼はそれはもう男前だった。
身長だってかなり高かったし、運動神経も良かった。
あと、ギターもうまかった。
タッキー&翼の間に割って入っても違和感がないくらいの男前。
ただ、いくら男前でも思春期でも公衆の面前でチン毛を食べるのはやりすぎだと思うが、男前であるが故にちゃっかり彼女がいた。
そんなヒデオと僕はとても仲がよく、自転車通学だった僕たちは
部活後は毎日一緒に帰っていた。
それはもう恋人の如く、ストロベリートークで下校したものだ。
しかし、ある日のことだった。
ヒデオのストロベリートークの相手がリアル彼女に変わった。
そこで僕は一人で帰る羽目になるかと思えば、そうではなかった。
何と、ヒデオの彼女の友達の山田さん(実名)がもれなく僕に付いてきたのだ。
山田さんは人より少し顔が劣っている人で、
別にそれだけなら一緒に帰るのはいいのだが
TOO SHY SHY BOYの僕は何より女の子と一緒に帰る事自体が
恥ずかしくて重度の拒絶反応を起こした。
これが骨髄移植なら即死してるくらいの拒絶反応。
ここで僕がとるべき行動はただ一つ。
僕はチャリを必死でこぎ、全力疾走で逃げた。
しかし山田さんも必死で追ってくる。
その姿は魚雷と見間違えるほどだった。
本気で僕と帰りたいらしい。
俺の下校時のストロベリートークはヒデオのためにあるんだ!
貴様のためじゃねぇ!!
そう思っていたのもつかの間。
何と、ヒデオとヒデオの彼女も必死になってチャリをこぎ、
僕たちのイタチごっこを見ているではないか。
何なんだ、くそっ。
見世物じゃないんだよ。
奴らはグルだった。
僕に思いをはせる山田さんを僕とくっつけようとしてたのだ。
さすがに捕まることはなかったが、そんな日が1週間ほど続いた。
地獄の1週間である。
何が悲しくて競輪選手並に必死でチャリをこがなければならないのか。
程なくして諦めてくれたのか、やっと穏やかな日常が訪れた。
しかし僕の心中は穏やかではなかった。
この恨み、いかにして晴らしてやろうか…。
当時、僕たちの間ではキスの真似事が流行っていた。
男がキスをしにきたら男は誰だって嫌がる。
そんな心理を利用し、一体どれくらい近くまで我慢できるか。
そんな根性試し的なゲームだ。
これを利用するしかない。
ある日の体育館の更衣室。
「やめろよ~、近いって」
とか、
「お~、もう触れそうなとこまでいってた!」
とか、相変わらずのことが行われていた。
そして僕は奪ってやった。
ヒデオの唇を!
それはもう濃厚なやつをしてやったさ。
リスクは大きかった。
何せ、自らのファーストキスを犠牲にしたのだから。
でも僕は思った。
ざまぁ見やがれ。
お前の大好きなヒデオのファーストキスを奪ってやったぜ!
ファーストキスは復讐の味。
はて?
僕のしたことは合ってたのだろうか…?