おはようございます
AEでアニメーション制作をしていると出てくる
「トラックマット」
なんとなくで使いがちなこの機能を
今回は細かくご紹介していきたいと思います!
まずは、
トラックマットって何?
トラックマットとは、参照するレイヤーの
明るさ(ルミナンス)や不透明度(アルファ)を元に
もう1つのレイヤーを切り抜くことができる機能です。
切り抜きを参照するレイヤーを別で用意しているので
マスクよりも形を変えたり固定をしたりが簡単にできます
トラックマットの場所はこちら
トラックマットの欄が表示されていないときがあるので、
そんな時は画面左下から選択して表示してください
「転送制御を表示または非表示」をクリック
使い方
①「参照するレイヤー」と「元となるレイヤー」を用意します
今回はグラデーションを参照レイヤー、オレンジを元レイヤーとしました。
レイヤーの上下の順番は特に関係ないです
②元レイヤーのトラックマットのリストから参照レイヤーを選択
③アルファマットかルミナンスマット、反転させるかどうかを選択
参照レイヤーは自動的に非表示になります。
アルファマット?ルミナンスマット?反転?なにそれ??
となった方は次へ
トラックマットには4種類ある!
トラックマットには4種類ありますが、大きく分けて
「アルファマット」と「ルミナンスマット」の2種類があります。
「アルファマット」
参照するレイヤーの不透明度をもとに切り抜かれます。
不透明度100%だと、切り抜かれて
0%だと切り抜かれません。
「ルミナンスマット」
参照するレイヤーの明るい部分が表示されます。
白が一番明るい、黒が一番暗いと判断されるので、黒になるほど透明になります。
トラックマット適用前
アルファマット
今回の参照レイヤーは不透明度100%なのでレイヤーが重なっている部分が残ります
アルファ反転マット
アルファマットの反対でレイヤーが重なっている部分が切り抜かれます
ルミナンスマット
重なっている部分の白に近い部分が表示されています
ルミナンス反転マット
ルミナンスマットの反対で白の部分が表示されています
トラックマットを活用したアニメーションの例
トラックマットの機能を使って目のアニメーションを作成しました
いかがだったでしょうか?
理解できると簡単なトラックマット。
ぜひ使ってみてください
ではまた来週~~