#88
前回はAIについてのよくある勘違いと
AIで何ができるかを説明した
本日はAIによる自動認識の実例を紹介したい
2年前に読んだ
中西崇文さんの「稼ぐAI」と言う本に
https://www.amazon.co.jp/-/en/中西崇文/dp/4023317942
実に面白い使い方をしている実例が載っており
こちらを紹介しようと思う
老舗食堂によるAI活用例
まずはお店が抱える問題点・課題
「店舗での施策が本当に効果的、効率的なのかを知りたい」
「特に店頭のディスプレイの効果を定量的に知りたい」
つまり
「ディスプレイを設置している時と
設置していない時で
入店する人の割合に
どれくらい差があるか?」
を導き出せればよい
それを実現させるには、
お店の前を通った人の数と
入店した人の数を
数えればよいわけだが
人が数えていてはコストが掛かる
そこで
AIの登場だ
まずは従来から設置されている
防犯カメラの画像を認識して
お店の前を通った人と
入店した人の数を測定した
そして
ディスプレイの違いによる入店率の差を導き出し
それにお店の客単価や
営業日数などのデータを
組み合わせることにより
効果的なディスプレイの運用を可能とした
しかも
自動回帰を組み合わせて、
入店率の予測まで行い
食材の廃棄ロスを大幅に減少できたという
そのような自動化による効率化と同時に
対人による接客を強化するなどの取り組みも行った結果
売上が従来の3倍になったそうだ
この例が成功した要因は
お店の問題点・課題に対して
何を知る必要があるかを
明確化できたことだと思う
つまり
「ディスプレイを設置している時と
設置していない時で
入店する人の数を
どう効率的に数えるか?」
そこをAIによって自動的に数えるというアイデアが素晴らしい
やはりシステム導入もAI導入も
問題点・課題を明確にすることが
重要と言うことだ!
そして
どうシステム化するとか
どうAIを使うかなどは
わからなくてもよい
それは我々開発者が考えるので
お客様は
「〇〇を実現(解決)したい」
を明確にすること
これが大事です
〜 私のプロフィール 〜
20歳から5年間、都内のソフトハウスで
エンジニアとして従事。
その後帰省(青森県八戸市)し、
電機メーカーの品質保証部で
システム導入・保守を10年従事した。
この際に勝手に社内システムを自作し
業務改善(システム化)の重要性を再認識するとともに
お遊び程度じゃなくプロとして
地元八戸の企業に役に立ちたい
という想いが強くなっていき
2003年八戸システムサポート株式会社を設立。
システム開発3名、映像制作2名という小さい会社で
2016年ぐらいまでは
テキトーにやっていたよくあるダメ社長!
よくここまでやってこれたなあと・・・・
すべてお客様と社員のおかげ!
2017年に倫理法人会に入会し、やっと目覚める!
会社がダメなのは
すべて社長のせいなのだ!
社長が変わらなければ、会社は良くならない!
やっと気づく
「このままではダメだ!」
「ここまでついて来てくれた社員たちを絶対幸せにするんだ!」
現在(2022年12月)創業20年になるが
実質まだ5年だと思っている
現在はシステム開発8名、映像制作4名とスタッフも増えた
これからが本番
「お客様の利益」と「社員の幸せ」を追求
毎日ブログを書きながら
自分を見つめ直し、またブログを通じて
多くの方達と繋がっていきたい
よろしくお願いします!
株式会社スマーティ