良かった。
かなり、良かった。
まだ少々VIRMショックが残っていたが、
16から18話の流れに戻ってきた。
印象的なシーンとしては、ゴローとのやり取りの中で
ヒロはキョリュウとしての血が騒いで、角と目が青く光ったところだ。
あれはキョリュウが背負った「地球を守る使命」をヒロも受け継いだってことの象徴だ。
これを仲間の前で見せた。
おそらく、無意識だろうが。
ていうか、わざと制作陣はそう演出している。
ただ、目の前で傷ついていくゼロツーを助けに行きたいがため、を強調しているようだ。
しかし、この行為は、仲間たちが安全に未来を生きていくため、に直結する。
それを示唆するシーンとして、VIRMとキョリュウの相打ち死骸が落っこちてきたところにある。
あのシーンは、戦闘はまだ行われている、そして、この戦闘に勝たないと、人類も滅びる。
13部隊の仲間たちは、他の指示待ち人間にされたコドモたちの面倒を見ながら、
個々でも自立しなければならない状況に苦しんでいる。
それでも、食料の将来的確保の目途がついたので、
仲間はヒロをサポートするため、一緒に宇宙へ行くことに迷いはなかった。
素晴らしい。
掲示板とかの皆さんの意見で多いのは、
ヒロに自立を超えて「自律」を求めているところ。
この反応は制作陣も十分予測していたであろう。
私は制作陣が「過剰に空気を読まなければいけない日本人」に対する揶揄と理解している。
今話の演出は素晴らしかった。
そして、
ゼロツーは美しかった。
制作陣は、どこまで意図していたのだろうか?
これはすべて必然ではないはずだ。
どこまでも、どんなときも、どんな状況でも、これほど美しいヒロインは
いまだかつて存在したであろうか?