うーむ

 

正直、なんか、あんまり面白くなかった。

 

私が変に期待しすぎていたかもしれない。

 

楽しめなかった理由を以下に挙げる。

 

① SFやファンタジー色がかなり薄れて、リアルな人間(人類)ドラマ中心であった。

 

② 世界観の説明はあくまで半分で、メインの説明と謎は次回に持ち越されてしまった。

 

③ マッドな博士の視点での回想であったため、なんか理解に苦しむ。

 

 

今話の時系列をまとめると、

 

天才科学者集団がマグマエネルギーを掘り出し、無限の可能性に気が付いて設立した財団APEが、

 

博士を引き抜き、テロメア専門家の女性科学者と共に不老不死の研究させ、成功する。

 

人類のほとんどが不死化施術を受けるも、二人自身は不老不死に興味はなかった。

 

そんな矢先、マグマエネルギー採掘場を襲うキョリュウ出現。

 

核で応戦し、マグマ採掘によって加速していた地上の荒廃に拍車をかける。

 

APEによる人類支配とキョリュウ撲滅を目的に、プランテーション計画とフランクス製作が開始される。

 

ヒト性染色体Xを二本有したキョリュウの死骸をベースにフランクスは試作されたが、

 

生殖能を失った不老不死の人間には動かせず、なぜか生殖能をもつ本来の人類が

 

動かせられることがわかり、その過程で妻の女性科学者を失う。

 

多くの犠牲を払いながらもフランクスは完成に向けて改良が進んでいき、

 

コドモと呼ばれるフランクスパイロット専用人類種が作られた。

 

 

ってとこまで言えば、

 

宝物を見つけた人間が引き起こす結末としては実にストレートな展開である。

 

悪く言えば、捻りがない。

 

APEの思想や行動ですら、実に人間臭い。

 

博士も自分の研究目的以外は無関心な、典型的なマッド科学者である。

 

妻の死でさえ、博士の探求心の妨げにはならなかった。

 

そう、キーパーソンとなるかなって思っていた彼女さえも、

 

博士にとって、今話にとってモブだった。

 

 

そして、キョリュウがヒトの性染色体を有するってとこが新たな謎として提示された。