ではでは、

 

私が気になった15話のポイントを挙げていきましょうか。

 

① ストレリチアがスタンピードモード(一人乗り)状態だったこと。

   博士はゼロツーが用意した10人のステイメンを早々に食い尽くしたのか、

   なんて言ってましたが、果たしてそうなの?って感じ。

   私は最初からゼロツーひとりだったと思います。

 

② 26部隊の090さんが老けてたこと。そして自爆強要された。

   いつのまにか、ロマンスグレーに・・・。怖い。。。老化?

   それほど激しい戦いだったのかって。

   で、最後は自爆強要。まさしく「コドモは使い捨て」の象徴でした。

 

③ ナインズがアレコレやばい存在だった。

   さすが親衛隊、かなりパパたち寄りで、情報をかなりお持ちのようです。

   で、やっぱ人間じゃない様子。

   ただ、ゼロツーを化け物呼ばわりして区別していたので、

   人間ベースのキョリュウ成分多めって感じですかね?

   なんか、パパたちが推進する次なる人類の姿って感じですかね?

 

④ ゼロツーが全然化け物化していなかった。

   Aパートの最後に、コックピットのゼロツーの姿が映し出されたとき、

   ゾッとしました。あの目と、角に・・・。

   全身はいったいどうなったのか?そればかり考えてました。

   しかーし、ヒロと対面したとき、目と角以外は以前のゼロツーのまんまでした。

   あれ?って感じ。

   

⓹ ゼロツーはヒロのことばっかり考えながら戦っていた。

   私はこう考えています。

   キョリュウと戦うために生み出された彼女は、

   彼女が見出した彼女自身の戦う目的

   (ダーリンと一緒になりたいがために人間になること)

   を失っても、戦うことしか存在意義が認められない。

   いくら一人で戦いながら自問自答しても、答えは一つ。

   ダーリンと一緒になりたい。

   戦っている間、ずっとずっとダーリンを待っていたのは間違いない。

   で、彼女はヒロは人間の姿の彼女を求めていると思っている。

   だから、牙も伸びることなく角だけ立派になったのは、

   ヒロとの再会を期待して、ずっとずっと化け物化しないよう踏ん張っていたんだと思います。

   身も心も乙女の状態で待ってたんですねぇ、ダーリンを。

   だから瞬時にデレツーになれたんです。

   それは、

   14話で、割れた手鏡を丁寧に修繕して去っていった下りが

   15話で明らかになった時点で、ヒロもそう理解したんですね。

   

   はぁ、オジサンはボロ泣きですわ。

 

なんか、

 

「多くのステイメンを餌にして、ヒロまで餌にしようとしてたのに

 なんか反省も何もなく二人の世界で結ばれてええんか?

 恋は盲目なんか?そんなんでええんか?」

 

みたいなご意見を拝見しましたが、

 

私的には全然ノープロブレムですね。

 

まず、13部隊の仲間はOKしてくれた。

その過程を製作陣は丁寧に積み上げてきてましたもんね。

まぁ、16話で13部隊の面々とゼロツーの相互理解の確認エピソードは

当然あるでしょうな。

やっぱヒロの人徳のおかげでしょう。

 

そして、そもそもゼロツーはステイメンたちを餌にしてでも

戦ってもらいたいと望まれた存在であるということ。

だから、彼女的に罪の意識はヒロを本物のダーリンと知らなくて

餌にしようとしたことにだけにある。

 

最後に、博士はこうなることを期待してましたよね。

ていうか、実際にヒロを促していたし。

孤独なキョリュウの彼女を理解して、助けに行ってやれや、って。

今までのステイメンは捨て駒で、ヒロ、お前が本命やで、って。

もちろん、

捨て駒システムは博士が作ったんだから

ゼロツーはなんも悪くないで。

そればかりか、ゼロツーもこのシステムに苦しんでたのは確かだし、

潜在的に罪悪感もあったようで、ヒロと出会ってから

段々とその罪悪感が増幅してきた感じも表現されていた。

だから、

12話でヒロの告白を突き放し、逆に餌告白した。

で、13話で、ヒロが記憶を取り戻したことに気が付く前から

ヒロを殺そうとしている自分を自責して泣いてたじゃん。

 

ホント、丁寧に作られている作品だなぁって思いますよ。