最近になってまた漫画を読み始めたキッカケとなった作品。

私には衝撃的であった (´Д` )


もともと、前半の中学生時代の主人公と仲村さんとの過激な絡みで有名だったらしい。

でも私は、後半の高校生時代の話が凄く好きだ。

ていうか、後半のために前半があったと考えている。

実際、単行本は後半からしか買っていない。

前半はパラパラと立ち読みした程度だ。


私のコミックの選定基準

1. 古いコミックなので中古で安い

2. ヒロインがカワイイ

3. 面白い、感動する、深い

のすべてが当てはまる。


とにかく、作者の考え方や作品の意図が、私の心に強く共鳴する。

とても気持ちが悪くなってしまった。

世の中を渡っていくために、あらゆる面で妥協を強いられる。

読みたくない空気を読み、やりたくないことをやる。

この作品を読むと、世の中を肩身狭く生きる自分がトコトン嫌になる。

いわゆる、中二病全開になってしまう。


そういえば、昔、女子高生の腋毛を剃るだけのストーリーの映画があった。

観てないけど。

その原作の漫画の作者らしい。


この作者の漫画を読むと、切なく、胸が苦しくなる。

ヒロイン仲村さんの最後の別れのシーンで、

作者が1ページ全部使った彼女の表情を見たとたん、涙が止まらなくなった。

マジで死にたくなる。

否、生きていくのが嫌になる。


この漫画は完全に人を選ぶだろう。

この漫画を理解できない方が幸せだとおもう。

ていうか、

この作品に強く揺さぶられてしまう自分が、嫌でたまらない。

その一方で、

生きていればまだまだ良いことにも出会えることを知ったのだ。


ヒロインは仲村さんなんでしょうが、

高校編以降の主人公のパートナーである常盤さんが私の好み。




ちなみに、

ボードレールの「悪の華」は、私も中学生時代に読んだ記憶があるが、

まったくもって理解できなかったし、

今読んでみても、ちっとも理解できない。