主人公の神様はとりあえず1000年生きている。

そりゃ神様だからってことで

主人公である立場と相まって、当初はスペシャル感があった。

しかし、

今では4000年も生きてる重合人間まで出てきた (´д`) ヤレヤレ

後づけ設定の重ね重ねで、寿命という概念が曖昧となってきた。


人工生命体であるファティマのインタシティが寿命でなくなったエピソードは

今後の物語が展開される上で重要と思われたが、

今では、ファティマも半永久的に死なないような雰囲気が出てきて

あれは一体なんだったんだ?って感じになっている。


普通の人間がますます取り残されている。

もはや比較対象にすらなっていない。

ていうか、普通の騎士すら登場しなくなった。


アララギ・ハイトという弱っちい騎士が注目されている。

コイツが44分間の奇跡といかいう伏線エピソードの主役になるのでは?

と思われている。

「どうせ覚醒して超強力な騎士に生まれ変わるんだろ?」

みたいに思う人も多かろう。

そう思われた時点で、この作品の底は浅いと認識されているのだが、

作者はたぶんそうは受け取らない。

「そう思ってんなら、設定変えてやるぜ」みたいに無邪気に振舞うだろう。


永野氏は作品がFSSしかないという、珍しいクリエイターだ。

すべてをFSSに上書きしていく。

彼は色んなものからインスパイアされて

FSSに落とし込んでいく。

ひょっとしたら、実は何も新しいものを創造しているわけではないのかもしれない。

彼がいろんな要素を詰め込んだFSSを

「デザインまとめサイト」として、私たちファンは観ているのかもしれない。